丁番に「MF8A」または「MF6A」との刻印。受座金具に「BX4T4Z3」との刻印がある古い丁番が破損したため、同じ工場が現在生産している後継金具で代替えできることをご紹介した続きです。
破損金具
代替金具
破損金具、後継金具共にワンタッチで受座金具に接合できる方式です。扉1枚に取付いている古い金具を全て新しい金具に取替えた後、扉を家具本体に取付ける作業を残すのみです。
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扉取付け作業は2人で行った方が楽です。今回お客様宅に訪問したのは四代目一人だったので、一人で作業しないとなりません。扉が軽ければ問題ないのですが、今回取付ける鏡の付いている扉が少し重いのです。
丁番本体と受座金具との接合は最初に扉最上部の金具で行います。最上部の金具1か所を接合させれば、残りの金具は簡単に接合できます。
脚立に乗り、片手で扉上部をつかんで持ち上げ、もう一方の手で扉側の丁番本体をつかみ、家具本体側板に取付いている受座金具に丁番本体を近づけます。扉が重いため途中で扉を保持することができず、金具の接合まで至りません。
一人での作業は無理かと思いつつ、お客様に補助をお願いしようとも思いましたが、家具業界人40年の意地です。四代目一人できっちり作業することを試みたのです。
4回目の挑戦で扉最上部の金具接合ができました。以前ですとその下3か所の金具接合を同時に行わないとできませんでしたが、現在は順番に一つずつ接合していけます。
4か所の金具接合を終えた後、扉開閉を確かめます。支障なく新品時と同様にかる~く開閉できます。やれやれ終わった。
4か所すべての金具の接合が確実に行われているか最終チェックです。すると上から2番目の金具接合が外れています。丁番を受座金具に何度も押し付けるがパチンと接合しません。仕方が無いので奥の手を使います。
受座金具を家具本体から取外した後、丁番本体に接合させます。この接合した状態で受座金具を家具本体側板に押し付け、後方2か所のネジ止めを行います。そして丁番本体後方の黒色樹脂製ボタンを押して、接合を外します。
外れた状態で受座金具前方の3か所目のネジ止めを行います。最後に丁番本体を受座金具に押込むと接合できました。受座金具取付位置のほんのわずかなズレが原因なので、接合できない場合はこの方法を試してください。
今回の修理費用は下記の通りです。
金具セット(丁番+受座金具)MF8A+BX4T4Z3の代替
税込1,500円×4個=6,000円
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取付施工費(出張費含む)
税込6,000円
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税込合計金額 12,000円
今回ご紹介したMF8A+BX4T4Z3刻印の代替金具をお探しの場合はお気軽に安田屋家具店にお問い合わせください。また違う刻印の場合は記号をお知らせください。お探しします。
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④丁番MF8A+BX4T4Z3
➄丁番MF8A+BX4T4Z3取替
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