2~3年前に日本国内での生産が終了した「RABBIT刻印丁番」
安田屋家具店屋が工場に当時残っていた「日本製丁番 RABBIT刻印」を全て買取り、販売してきましたが、16-15サイズを残して他のサイズはすでに完売してしまいました。
日本製丁番は現存しませんが、この丁番を必要としているお客様はまだまだ多くいるものと思われますので、「日本製丁番 RABBIT刻印」に変わる丁番を探してみました。いずれも生産は中国で行われています。
丁番サイズは日本製丁番と同じですが、様々な形状の金具があることを知りました。しかしどの金具も以前日本国内で生産されていた金具の形状に酷似しています。
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このことから恐らく、生産終了した工場や廃業した工場に残っていた金型を中古として仕入、それを中国に輸出し、ロゴマークを削り取り、ノーブランド品として生産しているため、かつて存在していた日本製丁番の形状と酷似していると思われます。酷似どころか、かつて存在していた日本製丁番そのものですよ。
「日本製丁番 RABBIT刻印」に酷似した形状の丁番もあります。
K刻印丁番の形状に酷似した丁番もありますね。
これ以外にもまだまだたくさんの種類がありました。入手できる丁番金具を全て取寄せて、作り方がしっかりしているか、塗装がちゃんとされているか、接合部に問題はないか、重さはどうか、動きはスムーズかなどを吟味し、四代目の家具屋歴41年の経験から判断して、「日本製丁番 RABBIT刻印」の替りとして安田屋家具店が自信を持って提供できる金具を選定しました。
まず「日本製丁番 RABBIT刻印」の代替品として採用した金具はコチラです。GB色と仙徳色(ゴールドのような色)の2色あります。
「日本製丁番 RABBIT刻印」と比べてみると・・・、
「日本製丁番 RABBIT刻印」の形状に似たいる金具が2種類ありましたが、吟味した結果、写真で紹介している金具を採用しました。耐久性、強度的にもいいように感じました。
続いて、現在安田屋家具店で販売している「K刻印丁番」、この形状に似た金具もありました。
ほぼ同じように見えましたが、K刻印金具の方がもともと日本国内で生産していた金具でもあることから、今まで通り「K刻印丁番」を販売し、ノーブランド品は採用しませんでした。
K刻印丁番はも仕入れている金具問屋に確認すると「九州地方の工場で生産されているようですが、確認します」とのことです。本当に九州地方の工場で生産されていたら、日本国産丁番となるわけですから、そこのところは重要な事なんです。しっかりと確認するよう念を押しておきました。確実なことがわかったらご案内します。
それまでは不確かな事なので、中国産金具である確率の方が高いことをご了承ください。
さて「日本製丁番 RABBIT刻印」の代替品を決めたので、これから金具を取寄せ、写真撮影を行い、サイズ図を作成しないとなりません。四代目が理事長を務める美殿町商店街振興組合のイベント企画・立案・根回し作業も重なり、しばらくは大忙しです。あーあー、もっと時間が欲しいと願う四代目です。
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