先日家族旅行をした飛騨・高山観光の続きです。
高山市内で最近話題のパン屋さん「トラン・ブルー(TRANBLEU)」を出発した四代目一家は、「さんまち通り」と呼ばれる高山市上三之町~上二之町~上一之町界隈の古い町並みに向かいました。
車を四代目がいつも駐車する高山で一番古い洋食屋「アリス」の裏側にある場所に向かう。ここが1時間200円で安いと思っていたら、すぐそばの素敵な洋館立ての高山市図書館前にある市営の「空町駐車場」の方が1時間150円と安いことを知り、後悔する四代目でした。
車を駐車して「さんまち通り」に歩いて向かう。
下調べの中で食べたかった「まるっぽみかん」を購入。
1個100円。みかんの皮をむいて特製シロップにつけてから凍らせた「冷凍みかん」。自然の甘みがさわやかで、ガリガリと丸ごと食べます。四代目一家が店先で「まるっぽみかん」を食べているのが宣伝になったのか、行き交う人が続々と「まるっぽみかん」を購入されていきました。
「さんまち通り」には年々外国観光客が増えています。特に行きかう言葉の多くは「中文」でした。岐阜県は「昇竜道プロジェクト」を推進しているので、中国圏の観光客が一段と多くなったように思います。
「さんまち通り」を歩いていると、えびせんべいの上にのった何かを食べ歩いている人をよく見かけます。なんだろうなぁーと思っていたら、なんと飛騨牛のにぎり寿司を食べているのでした。販売している「御食事処 坂口屋」の店先には長蛇の列がありました。2貫で500円・・・・・。高いのか??、安いのか??。
「さんまち通り」を一通り散策して、鍛冶橋に向かいます。鍛冶橋のたもとにある「陣屋だんご店」のみたらしだんごを購入。食感はもちもち感いっぱいで、素朴な醤油味。家族は気に入っていましたが、う~ん、四代目は甘いタレが好きかな。
鍛冶橋で有名な「手長・足長」の像の前で記念撮影。こちらは足長です。
その後、高山祭屋台会館に行く道を間違えて「飛騨高山まちの博物館」に到着。ここは入館無料。
続いて「高山市制記念館」に到着。
ここは明治28年に高山町役場として当時の名工坂下甚吉により完成。その後、公民館として利用されていたものを、修理、整備し、昭和61年に市政記念館としてオープンした場所です。入館無料なのがいいですね。そういえば2年前にこの場所で「知育積み木 つみぼぼ」と出会ったのでした。
あの出会いから数多くの「つみぼぼ」が、安田屋家具店から日本全国に旅立っていきました。「高山市制記念館」の畳の部屋で、そんなことを思いながら心地よい風に吹かれながらしばし休憩。そしてすぐそばの「高山陣屋」に向かいました。
「高山陣屋」の外周は工事中でちょっと残念な風景でしたが、入場料を支払って中に入るとタイムスリップしたような空間になります。建物内部の鴨居の高さが意外と低く、当時の日本人の身長がいまよりもうんと小さかったことを実感します。代官の居室や事務方の部屋などを見学し、しばし当時の風景を想像する四代目でした。
「高山陣屋」入り口で記念撮影。
こういう時のために三脚を持参する四代目。セルフタイマーでパチリ!!
「高山陣屋」の見学後は、歩いて約1キロ先の「高山祭屋台会館」を目指します。平日の夕方4時ごろとなるとこの界隈の観光客の人影はすっかりなくなります。観光客どころか住人の姿もほとんど見かけません。そればかりかお店はみんな閉まっていて閑散としています。なんだか寂しいですね。
「櫻山八幡宮」の境内に高山祭屋台会館があります。ちょっと入場料は高めの820円ですが、10月9日・10日開催の秋の高山祭りに登場する本物の実物屋台を間近でじっくりと見られます。訪れた当日の展示屋台は「日本一の御輿」と「神楽台」「宝珠台」「鳳凰台」「仙人台」の4台でした。
高山祭会館出口に100円のおみくじ機械があり、次女は初めて見る機械に興味津々。100円を入れると、巫女の人形がクルリと後ろ向き、しずしずと後ろの神社内に入っていきます。しばらくして巫女が神社から出てきました。両手でもと盆の上におみくじらしき巻物が乗っています。所定位置に止まった巫女はひょいと盆を前に傾け、投入口に巻物を入れます。機械下からおみくじが出てきました。
引き当てたおみくじは・・・・、なんと 『大吉』 でした。
高山祭会館を後にした四代目は「さんまち通り」に戻ります。時刻は5時。でもまだ明るいです。
立ち戻った「さんまち通り」の様子は先ほどとは一変。観光客はいるもののなんか寂しい雰囲気。それもそのはずお土産店の多くは4時または5時で閉店。観光客がいるにもかかわらず閉店してしまうのです。後で食べようと思っていたスイーツのお店も閉店。日中買い求めた「まるっぽみかん」のお店も閉店。高山名物にしようとしている「飛騨牛まん」のお店も閉店。甚五郎ラーメンも閉店。
観光スポットである「日下部民芸館」も「吉島家受託」も閉館。
今は夏。 夕方6時過ぎまではまだまだ明るいんです。観光マップを片手に持った観光客があちらこちらで右往左往しています。だって入る店も、見る観光場所も、食べ歩きのお店もほとんど閉まっているわけですから、行くところがありません。このことは知らなかった。
土曜・日曜・祝日はこんなんじゃぁないと思いますが、夏休み期間中の平日も6時ごろまでは営業しないといけないですよ。黙っていても観光客が押し寄せる飛騨・高山のおごりですね。いつかしっぺ返しにあいますよ。せっかく高山に来た観光客に良い印象が残らないので再来訪、リピートはなくなるんじゃないかな。せめて夏休み期間中はがんばらないと!!!
高山市内のホテルに宿泊する人は、夜出かける場所がありませんね。まっ、下呂温泉も似たようなもんですが・・・・。
ということで四代目一家は行くところもなくなり帰ることにしました。途中「高山グリーンホテル」のお土産場所「飛騨物産館」で甚五郎ラーメンを購入しようと立ち寄るものの売り切れ。ガァーーーン!!
すぐそばに「甚五郎ラーメン」本店があるものの、昼2時から夜8時までは閉店。完全にお店が閉まっているので「甚五郎ラーメン」お土産が購入できません。そのためいつも「高山グリーンホテル」で購入している四代目なんです。
2週間後、「2014飛騨の家具フェスティバル」に四代目はまた高山に来なくてはなりませんので、その時に購入することにして、帰路は国道41号線を使用して岐阜を目指しました。
岐阜からは「東海北陸道」を使用する方法もありますが、せせらぎ街道や国道41号線を使用しても1時間と違いはありません。急ぐ旅でもないので、四代目はいつも一般道を使用します。往復の通行量でガソリン代が賄えますからね。