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膳戸棚リフォーム3

連日ご紹介している約100年前の膳戸棚リフォーム作業の途中経過報告です。

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柴山氏の工房に行くと、膳戸棚本体の洗濯と木部の補修が終わっていました。白木の状態になるまで洗うことはできませんので、色の濃淡がある状態ではありますが、アンティーク家具として使用するには十分な雰囲気をかもし出しています。

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このままの状態の方が良いのではないかと思った四代目は、当初の計画であるオイル塗装仕上げを行う前に、現在の状況をお客様に説明しようと考えたのでした。塗装費用代が必要ないので、安価な修理費にもなりますしね。

背板と内部の桟木は真新しい杉板に張替えられています。内部もこのまま木地の状態の方がいいなぁーと思う四代目です。

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数日後にご来店いただいたお客様は、洗濯後の膳戸棚を見て、「こんなにきれいになるの」と感激されていました。すかさず四代目はこの木地の状態の方が良いのではないかとご説明します。

少し考えられたお客様は、お部屋のインテリアを考えるとダーク色の方が良いとのことで、当初の予定通りこげ茶色のオイル塗装を行うこととなりました。木地の状態が濃淡のまだらになっているので、濃淡を隠すためにかなり濃いこげ茶色で塗らないなと考える四代目でした。

使用するのはドイツ製のオスモという植物性オイル塗装材です。費用を安価にするため今回は四代目自身で塗装作業を行うことにしました。四代目の作業日はサービスして、塗装材料実費1万円のみご負担いただくことにしました。まず最初に引き戸一枚を塗ってみてお客様にご覧いただくことにしました。

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左が洗濯したままの木地の状態。右がオイル塗装仕上げを行った状態。お客様にご覧いただいたらやはりオイル塗装仕上げのほうが良いとのことでしたので、天気の良い日を見計らって作業を行うことにしました。まるっと1日仕事になりますかね。

膳戸棚や桐たんす、帳場タンス、塗りタンスなどの古民家具のリフォームをお考えのお客様は、ぜひ一度安田屋家具店にご相談下さい。

ご遠方のお客様は、リフォームされる家具の写真とサイズを安田屋家具店にメールでお送り下さい。確認次第お見積させていただきます。

岐阜市近郊のお客様はメール、電話にてご連絡いただければ四代目がお伺いして家具を確認、または一旦お預かりしてリフォーム費用をお見積させていただきます。

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1月 31, 2016 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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