先日ご紹介したチターノ製 リビングソファーの張替金額が算出できましたのでご報告いたします。

 左片肘一人掛チェアー×1、肘無しチェアー×1、コーナーチェアー×1、二人掛右片肘チェアー×1のコーナー4点セットです。現在の張り生地は表面が本革、外回りに合成皮革(ビニールレザー)を使用した半皮仕上げになっています。そこで御見積金額を算出する上で、張替えに使用する生地を3タイプ考えました。

  1. 現在と同様に半皮仕上げ(本革と合成皮革(ビニールレザー)
  2. 4,000円/mのグレードの高い合成皮革(ビニールレザー)仕上げ
  3. 2,000円/mの一般的な合成皮革(ビニールレザー)仕上げ

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
12月 23, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

 お客様より張替えに関して次のようなお問合せがありました。

 「10年ほど前に購入したTOGOの2人掛けソファの張替とウレタン補充をお願いしたいのですが、おおよその価格を教えていただけないでしょうか?」

 TOGOソファーとは、フランスに本社がある「リーン・ロゼ」社のソファーです。通称ロゼの椅子と呼ばれています。

 TOGO トーゴソファーは、1973年に発売して以来38年が経過したロングセラー商品です。高密度ウレタンフォームを組み合わせ、キルト式カバー式の快適な座り心地のソファーです。軽くて移動も楽にできます。世界中のお客様に楽しまれているソファーです。最近は安価な模倣品が数多く出回っています。見た目はそっくりですが、多分耐久性はうんと低いと思います。デザインは違いましたが同じような構造のソファーでは、イノベーター社の「バルーフ」という商品も価格的に安価で人気がありました。

 「リーン・ロゼ」社のソファーであれば、椅子の裏面を見てください。

 カバーに「roset FRANCE」と表示されています。
 この表示がないものはコピー商品です。

 さてこのタイプの張替えは、カバー方式となっていますので、椅子張り職人が製作すると高価なものになってしまいます。「リーン・ロゼ」社では、張替えというか替えカバーを販売していますので、取扱店でお買い求めになられる方がよいと思います。ちなみに価格は下記の通りです。布地の単価によって変わります。

  • 一人掛ソファー・・・73,500円~89,250円
  • 二人掛ソファー・・・96,600円~114,450円
  • 三人掛ソファー・・・115,500円~143,850円
  • コーナーチェアー・86,100円~122,850円
  • スツール・・・・・・・・50,400円~58,800円

 ただしこの価格はカバーのみの価格で、中身ウレタン材の補充は含まれていません。ウレタン補充は別価格となります。

  • 一人掛ソファー・・・15,750円
  • 二人掛ソファー・・・21,000円
  • 三人掛ソファー・・・26,250円
  • コーナーチェアー・21,000円
  • スツール・・・・・・・・10,500円

 詳しい価格は「コチラ」をご覧下さい。

 椅子張り職人でも張替えは可能ですが、型紙を作るところからはじめなければなりませんので、高価になってしまいます。またウレタン補充に関しても特殊な形をしていますので、型崩れしてしまうことが考えられるのでできないのです。ここは工場での張替えのほうがよろしいかと思います。

 ちなみに安田屋家具店でも取り扱っておりますのでお気軽にお問合せください。

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
1月 27, 2012 · Posted in 椅子張替え  
    

 広島に工場があるマルニ製 ダイニングチェアーご修理見積依頼がありました。

 修理内容としては、背もたれ部分の籐シートの張替え、座面布張りの張替え、脚木部の接合部の外れです。籐張職人、椅子張職人、木部職人の3人にそれぞれ見積をさせないとなりません。1脚の椅子でもいろんな分野の職人の技術が必要となります。

 椅子を確認すると・・・・、
 四代目には記憶の無いデザインの椅子です。

 安田屋家具店の資料庫に行き、マルニのカタログで商品を発送いたしました探します。1990年版カタログに掲載してありました。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
3月 23, 2012 · Posted in 椅子張替え  
    

 秋田県に工場がある「秋田木工」社製のカウンタースツール「209-C」の座面張替え修理を行ないました。秋田木工は以前、会社再建を目指しましたが、曲げ木家具の需要減少、安価な輸入品の影響などによって再建がかないませんでした。そして数年前、大塚家具の子会社として生産を続けるようになりました。そのため大塚家具でしか「秋田木工」の商品を購入することができなくなりました。安田屋家具店でも、他の小売店でも「秋田木工」商品は仕入ができず取り扱えないんです。良い家具だっただけに残念なことです。

 「209-C」は、座高430、600、750㎜の3タイプがありました。また座面仕上げも、「板座」「籐張り座」「布張り座」の3タイプがありました。今回ご修理するスツールは、座高600㎜の座面が籐カゴ目編みシートになっている「籐張り座」でした。座面の籐が破れてしまったので同じ籐カゴメ編みシートで張り替えました。

 安田屋家具店でも多数販売したとってもシンプルデザインで使いやすいスツールです。特に座面が籐張りタイプは重量がとっても軽く良い椅子でした。ところが年々籐シートの原材料が悪くなり、耐久性が極端に低くなってしまったため籐張りシートは生産されなくなりました。今から15年ほど前のことでしょうか。そして現在では、ダイニングチェアー、スツールなどの座面が籐張りになっている商品はほぼ皆無となりました。生産しても1~3年ほどですぐに籐が破れてしまうほど品質が悪いため自信を持ってお届けできないからです。残念なことです。

張替え前

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
3月 29, 2012 · Posted in 椅子張替え  
    

カリモク製のクラシックデザインのダイニングチェアーの張替えが完了した。

張りかえる前の写真を取り忘れたため、ビフォー・アフターの写真でのご紹介ができず申し訳ありません。張替え前は、この椅子が生産された当時流行っていた黄金色のビロード生地の花柄織り、いわゆる金華山織生地でした。

張替え用の布地も同じような金華山織生地を使用した。なかなかの仕上がり具合です。

この記事の続きを読む »

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
4月 13, 2012 · Posted in 椅子張替え  
    

« 前ページへ次ページへ »

Verified by MonsterInsights