ご主人と一緒に若かりし頃にお買い求めになられ、以来ずっと使い続けてきた想い出がたっぷりと刻み込まれた応接セット張替のご相談がありました。

カリモク製の金華山織り布地で仕上げてある、クラッシックデザインの応接セットです。今ではすっかり見かけなくなった応接セットです。そう、リビングセットではなく「応接セット」と呼ぶのにふさわしいデザインですね。

両肘椅子

今から30年ほど前には一般的によく出回っていたデザインで、カリモクはもとより、マルニ、モリシゲなどの数多くの工場も同様なデザインの応接セットを作っていました。

 正面

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4月 1, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

皆さんががお使いになっているリビングチェアー、応接セットの内部を見たことはほとんど無いでしょうね。

普通に使用されていて内部を見る機会なんてのはありませんもんね。

なかなか見られないリビングチェアー内部、昨日ご紹介した張替のために分解した応接椅子が職人工房にあったのでご覧いただくことができます。

こんなことになっています。


           ↓ 分解すると

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4月 6, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

張替作業を行っていたダイニングチェアーが仕上がってきました。

お預かりした時の状態は・・・・、

 
           修理前              修理後

 
           修理前              修理後

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 「30年ほど前は、日本の国産家具工場でいい家具作っていたんだなぁー」とつくづく思う一日でした。

 30年ほど前に安田屋家具店にて購入いただきました「ショパン」という名前の椅子。製作したのは広島に工場がある「マルニ」です。

 少し前までは、国産家具工場といえば「カリモク」「マルニ」「コスガ」の3工場が有名でした。時代は移り変わり「コスガ」は廃業、「マルニ」も製品作りにおいて当時の勢いはなくなっています。「カリモク」も当時と比べれば商品数はググッと少なくなっています。家具業界人として残念ですが、大型家具工場の大量生産時代は終焉したと思いますのでしかたがないことです。

 さて話は戻しますが先程ご紹介した「ショパン」という椅子、今でも十分通用する陳腐化していないデザインです。
さらにシンプルな北欧デザインが主流の現代において、求められているデザインの椅子だと思います。
「ショパン」のデザインは、フィン・ユール等の北欧デザイナーの模倣だと思いますが、個人的に好きな椅子です。

 当時のカタログを引っ張り出してきました。

 1981年のマルニカタログです。

安田屋家具店では、将来の修理を考えて相当以前から大型家具工場のカタログを保管しています。

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4月 12, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

【 チターノ 】ブランドのソファー張替修理に関するご相談がありました。10年ほど前にご購入され、愛着を持って使い続けられてきましたが、張り布が汚れてきたこと、座面が落ち込んでしまうことから修理費用がどの程度かかるかというご相談でした。

座面中央が凹んでいるのがわかると思いますが、座面内部に使用されている「S字型バネ」が脱落しているようです。
サイズは幅1500ミリ、奥行750ミリ、座面奥行500ミリ、厚み150ミリ、背もたれ高さ470ミリ。ラブチェアータイプです。

「chitano/チターノ」は、大型家具工場「カリモク」の中の一つの商品ブランドで、現在はなくなっていると思います。

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4月 28, 2010 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

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