引越し作業中に、上から重たい荷物を落としてしまいダイニングチェアー木部が割れてしまったと業者さんが椅子を安田屋家具店に持ち込まれました。よく見てみるとダイニングチェアー前脚の上部がヒビ割れてしまっています。

 この程度のヒビならば、接着剤をヒビの中に入れて固定治具で固定すれば大丈夫だと思いましたが、座った時に力が加わる前脚部分なので、万が一のことがあってはいけないと考え、職人に椅子を見せてみました。

 破損状況を見た職人は即座に「破損した前脚を一度本体から取外し、新しい脚に取替えないと危険ですね」と言った。やはり座った時に荷重が加わる箇所なので、ちゃんと修理しないといけないようです。単にヒビ割れた部分に接着剤を入れ接着する修理方法をした場合、ヒビ割れた箇所全てに接着剤を充填することは不可能であり、全てに接着剤を充填できずに固定した場合、その強度は弱くなるために今回の修理状態では危うい方法との判断でした。

 そこで今回は、破損した前脚を新しい木材で製作し、同色で塗装して取り替える方法となりました。修理期間は約1習慣ほどです。修理完了しましたらご報告します。

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1月 29, 2011 · Posted in その他の家具修理  
    

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