K様から「飛鳥(あすか)民芸たんす」のカギについてご相談がありましたのでご紹介します。
K様からのご相談
突然のメールで失礼いたします。
実は、飛鳥民芸たんすの鍵が破損してしまい、一つ引き出しが開かなくなってしました。鍵は当初から壊れやすく、鍵穴にかかる力と鍵の耐久力があっていない感じでした。
何度か交換してもらったのですが、またもや破損し、問い合わせ先を探していたのですが、廃業のようでなすすべがありません。いろいろ調べているうちに、安田屋家具店が引き出しの取っ手部分を修理しているブログを読ませていただきました。鍵の入手方法をご存知でしたらご助言いただけないかとメールをさせていただきました。
鍵穴部分と破損した鍵です。鍵の先には本来、鍵を回す引っ掛かりの個所があるのですが、そこがぽっきりと折れております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
安田屋家具店からの返信
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たんすに取付けてある鍵は、通常3種類しかありません。「片爪鍵」・「両爪鍵」」・「両溝鍵」です。
一般的に使用されているのは「両爪鍵」または「両溝鍵」のどちらかが多いです。「片爪鍵」はあまり使用されていませんので、
K様のたんすの場合も「両爪鍵」または「両溝鍵」のどちらかだと思います。
鍵の先端の左右に切り欠きがあるタイプは「両爪鍵」タイプとなります。鍵の羽根部分(写真白矢印)に鍵をはめ入れて回すと、鍵部分が上部に出っ張ったり、下部に引っ込んだりする方式です。
「片爪鍵」は、鍵の先端1か所のみに切り欠きがあるタイプです。使用方法は「両爪鍵」と同じ仕組みです。
鍵の先端に切り欠きが無く、鍵円筒形の内部の左右に突起が出ているタイプは「両溝鍵」タイプとなります。鍵部分に溝が彫ってあり(写真白矢印)、そこに鍵をはめ入れて回すと、鍵部分が上部に出っ張ったり、下部に引っ込んだりする方式です。
破損した鍵の先端部分を確認できる場合は、鍵の先端に切り欠きがあるか、または鍵の円筒形内部に突起があるかを確認ください。
鍵の先端が欠損して確認できない場合は、鍵穴を覗いて、鍵を差し込む部分の突起物の形状を確認ください。突起物に羽のような物が付いているか、または溝が彫ってあるかです。
鍵穴から覗いてわからない場合は、鍵のかかっていない引出しを開けて、前板の裏側に取付てある鍵部分のネジを外して取外せば、突起物の形状が確認できます。
いずれの鍵も1本税込み350円です。
送料が別途必要です。定形外郵便を使用すれば安価に発送できます。
鍵の種類を確認してご連絡ください。鍵の在庫はありますので直ぐに発送できます。
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