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連休中の木曜日

5月3日はゴールデンウィーク第二段目の連休初日です。今年は木曜日でした。岐阜市の中心商店街である柳ヶ瀬を見ると・・・・、

ガラーンと人通りが全くありません。
柳ヶ瀬のアーケードを通り越して、平和通り、さらには西柳ヶ瀬まで見通せます。

安田屋家具店が立地する美殿町通りを見てみると・・・・、

やはり人通りはありません。
さらに美殿町多くの店舗の定休日が木曜日なので、シャッターが閉まったままの定休日のお店が大半です。

そんな中、安田屋家具店は連休中も休まず営業しています。といっても四代目が一人で仕事しています。普段溜まった仕事をこの際片付けてしまおうと思ったのです。さらには美殿町の賑わいになればと、大きなシャッターを開けました。

しかし美殿町は変わった商店街です。
25年ほど前に四代目は、修行先である横浜は関内、伊勢崎町に立地していた「双葉家具」から美殿町の安田屋家具店に戻った当時、美殿町の大半の店舗の考えは「たとえ連休中でも祭日でも木曜日であれば休みは休み。定休日なんです」ということで、連休中でも、祭日であってもその日が木曜日であれば店を開けません。このことがとっても不思議でした。

修行先の「双葉家具」宮道兵吉社長の教えで「商売人は、お客様が休みの日は稼ぎ時なんだよ。お客様と同じ日に休むなんて商売人にあるまじき行為です」なんてみっちりと叩き込まれましたから、そんな考えで美殿町に戻ったときに休みの日は休みということがまったく理解できませんでした。

そのため若かりし四代目は、祭日が木曜日の場合は前日の水曜日を振り替え定休日にして。木曜日は店を開けました。ところが当時、安田屋家具店しか営業していませんでした。その他の多くの店舗は、定休日として閉店しています。シャッターが閉まっている店舗が多くある美殿町の中で、ポツンと安田屋家具店だけが営業しているのは不自然でした。当然、美殿町は木曜日が休みだと知り抜いているお客様が美殿町に来られることもありません。逆に多くの店舗が営業している水曜日に、安田屋家具店だけがシャッターを閉めていることが非常に不自然でした。

そんな経験から、その後は水曜日も木曜日も営業するようにしました。ただしスタッフは交代で水曜か木曜日に休んでもらうようにしました。今では祭日に美殿町にこられるお客様が減ったので、四代目一人で営業しています。

そんなこんなを10年ほど続けていたら、安田屋家具店に追随して祭日の木曜日も営業する店舗が出てきましたが、店主の高齢化などが原因で、今年のゴールデンウイークは、あの店もこの店もシャッターが閉まり、元に戻ってしまいました。残念なことです。

たしかに祭日の木曜日に営業しても人通りも少なく、来客も売上もないかもしれません。しかし美殿町多くの店舗は仕事場と自宅が一緒です。ならば店を開けても自宅にいるのと同じわけですから、問題ないと思うんですがね。商店主の高齢化と、商売人ではなくサラリーマン化してしまったのではと思ってしまいます。

祭日=人通りが少ない=売上・来客ない=店を閉めても影響ない=定休日=人通りが少なくなる、こんな循環を続けていると、普段も人が来なくなってしまいます。人が来ても来なくても、商売人ならば祭日は営業すべきです。こんな考えはもう古いんでしょうかね。

ゴールデンウイーク中の美殿町の会話
「連休は人通りがないね」「連休中は人が歩かないねぇ」etc

そりゃあそうですよ。
嘆く前に、何か人を呼び込むことを考え、実行してますか。お店独自でも、商店街としても何にも取り組まずに、ただ通りを眺めているだけで、連休中の人通りが増えるわけがないじゃないですか。なにも努力せず、何も考えず、いつもと同じことをやっていて連休だからといって美殿町に人通りが多くなりっこないですよ。そのことを棚に上げて「連休中は人が歩かないねぇ」という会話を聞くたびに、情けないと思います。楽して儲かるわけはありません。もう一度、商売人としての原点を見つめなおして欲しいです。

5月 3, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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