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続籐ロッキングチェアー座修理

籐製ロッキングチェアーの座面籐張りシート張替修理についての続報です。

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安田屋家具店からの返信
座面の耐荷重ですが、何キロまで耐えられるかを検証したことがないので不明ですが、100キロの方が座られても十分耐えられる強度は持っています。使用頻度や座り方などで耐久年数は大きく変わります。

このロッキングチェアーの場合、座面のサイズが大きいので、体重に関係なく座るごとに籐シートが伸びていき、徐々に耐久性が落ちていきます。それでも張り替えた後の耐久年数は 子の椅子が破れるまで使用されていた年数は十分持ちます。

座面シートの強度を与えるには、座面籐シートの裏側に籐皮をねじってひも状にしたものを2本使用した十文字補強

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または4本使用した井桁補強を行えば格段に耐久性は上がります。

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現状の補強材のない張り方と比較すると、十文字補強を入れた場合は入れなかった場合の2倍強度が増します。井桁補強の場合は入れなかった場合の3倍強度が増します。

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これは座面籐シートの裏側で、籐皮をねじってひも状の補強材が座った時の体重を支え、籐シートが伸びることをふせいでいるためです。この補強材はまず切れることはありませんので、次回の張替時にはそのまま使用できます。そのため補強費用は一度だけの支出となります。

この 補強材は座面表面からはほとんど見えませんので違和感はありません。

img_2691 座裏面

img_2690 座表面

耐久年数が格段に高くなる補強材加工はぜひおすすめします。

つづく

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10月 27, 2016 · Posted in 椅子張替え, 籐家具修理  
    

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