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収納箱の修理完了

先日お預かりした中国で購入され、ご家族の想い出が刻み込まれた収納箱の蓋の割れ破損の修理が完了した。形状的に日本の「長持ち」や「夜具入れ」みたいでサイズも大きいと思ってしまいますが、意外と小さい家具でした。

収納箱のサイズは、横幅810×奥行310×高さ350mmです。

お子様が小さい時に蓋の上に上ったため、蓋の中央部分が割れてしまったのでした。そこで圧着器具を使用して割れた部分の再接着を行った。そして今日修理が完了した。

ぱっと見、割れた部分はわかりません。
蓋の裏側には割れた部分の跡が残っています。

蓋の表面をよく確認すると、破損個所の跡がよくわかります。蓋の左端から右端まで再接合の線が見られます。

 左端

接合する際に、木部表面の塗装幕が一部剥がれてしまった箇所、一部木部が欠損していたためパテ埋めした個所が傷跡として残ってしまったのです。

 中央部

 右端

蓋表面は再塗装を行ったので傷跡はそれほど目立ってはいません。

「家具に歴史あり」、傷をつけてしまったお子様も大人になった時、きっと良い想い出話になるものと思います。そして親から子へ、子から孫へと代々受け継がれていく収納箱になることを願う四代目でした。

今回の修理費用は、再接合、表面研磨、再塗装仕上げで税込2万円でした。岐阜市内でしたので引取・お届け送料は無料サービスです。

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10月 22, 2018 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

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