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自動車の正月飾り

1月も20日が過ぎてからのカメレスな話題ですみません。

年々見かけなくなった自動車の正月飾りですが、安田屋家具店では三代目「鉄郎」が毎年手作りの自動車用正月飾りを器用に作りますので、その正月飾りを今年も全車に取付けました。

昨年は、正月期間中に目にする自動車を確認したところ、かろうじて2台だけ正月飾りをしている車を見ました。

今年は、なんと1台も見かけませんでした。自動車に正月飾りをする風習は日本から無くなってしまったのでしょうか。日本人として寂しいですね。

そもそも「なぜ正月飾り」なのかといえば、新年になるとやってくる「年神様」を迎えるという意味合いを持つ日本古来の風習です。四代目が20代のころ、そう今から40年以上前は、ほぼ全ての自動車に正月飾りが付いていました。

正月飾りが取付いていない自動車を見かけると、なんか罰当たりな感じがしましたし、異様に目立っていた時代でした。そんな日本古来の風習もすたれていくのですね。

安田屋家具店が立地する岐阜市内では、「家の玄関」の正月飾りは減少したものの、まだまだ多く見かけるのですが、自動車の正月飾りはとうとう今年、安田屋家具店の自動車だけ取り付けてあったのではないかと思います。岐阜の田舎に行っても1台もみませんでしたからね。

安田屋家具店が立地する美殿町から歩いてすぐの大通りには、かつて12月中旬を過ぎると、ズラズラッと正月飾りの屋台が立ち並んでいて、年の瀬を感じる風景でした。20年ほど前からそんな光景も見なくなりました。

人類の歴史を見ると、こういった文化を大切にしてきた民族の方が栄えているように思えますが、日本人はとかく新しいものに移行しすぎて、古いものを捨ててしまう民族なのでしょうか。さみしいなぁー。

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1月 20, 2020 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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