先日チェスカチェアーの背座面張替修理依頼がありましたI様から現物が届きました。

ななんと広島に工場がある「マルニ」のロゴがあります。

早速安田屋家具店資料室で昔のマルニのカタログを見てみました。

37年前の1988年当時のカタログにチェスカチェアーが掲載されていました。

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5月 9, 2025 · Posted in 椅子張替え  
    

先日お預かりしたマルニ製チェスカチェアーの背面・座面の張替が終わりましたのでご報告いたします。とてもきれいに仕上がっています。

 張替前

張替前

お預かりしてから1週間程度で仕上がりました。

張替後

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6月 5, 2025 · Posted in 椅子張替え  
    

2022年に「秋田木工」製ロッキングチェアーの座面籐シート張替を行ったお客様から、再修理のご相談がありました。

座面・背面ともに「手編み仕上げ」で張ってありました。
2022年の修理時には、破れてしまった座面のみ張替を行いました。「手編み仕上げ」で張替えるとかなりの高額になるため、座面木部渕周りに溝を彫る加工を行い、一般的な籐シートの張り方である「溝決め込み仕上げ」に改造しました。

さらに強度を高めるために座面裏側に籐皮を撚った「籐バンド」を十文字に入れる「十文字補強」を行いました。

2022年当時の税込修理費用は「籐シート張替」18,000円+「溝彫加工費」7,800円+「十文字補強費」6,500円=合計32,300円でした。あれから3年が経過する前に座面籐シートが破れてきたとのことです。尚、座面サイズによって価格が変わりますのでご注意ください。今回の座面サイズは横幅430×奥行435mmです。

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7月 12, 2025 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

先日ご紹介した秋田県に工場がある「秋田木工」ロッキングチェアーの座面籐シート再張替と、背面籐シート張替が仕上がりましたのでご案内いたします。職人工房に送ってから約2週間後に都とせきました。

背面籐シートは「手編み仕上げ」となっています。

「手編み仕上げ」で張替えると張替費用が高額となっとしまいますので、背面木部枠の渕周りに溝彫加工を施し、一般的な「溝決め込み仕上げ」方式に改良しての張替としました。

座面裏側に前回張替時に取付けた籐皮を撚って作った補強材「十文字バンド」の弛みはありませんのでそのまま使用します。この補強バンドが座った時の荷重を受けとめ、籐シート材が下方に下がるのを和らげることで耐久性が向上します。特に座面面積が広いほど必要となります。

まずは張替後の座面です。

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7月 18, 2025 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

医院様のスタッフ用に使用されているオフィスチェアーの張替ができないかとのご相談がありました。

多くの事務機器工場が生産しているオフィスチェアーは、本体枠に樹脂が使用されている場合が多い。さらに将来の張替を行うことを前提に作られていないと思う。今回の椅子も背面と座面が取り外しができれば張替はできるのだが、椅子本体にどのような仕組みで結合させているかがわからない。

基本的に取外しができない仕組みになっていることが多い。木製椅子であれば、ほとんどネジで結合する仕組みだが、樹脂製の躯体は様々な結合方法がとられている。脱着方法がわかっていれば簡単に取外しができるのだが、脱着の仕組みを知らないと困ってしまう。力任せに取外そうとすると破損するのは間違いないのでできない。

今回の椅子の脱着方法は分からない。どの工場の椅子なのかもわからないので聞くこともできない。

お客様からは「座面と背面は椅子本体から外せないと思うので、カバーを製作して被せて欲しい」と相談された。カバー製作ではうまくできないだろうなと考える四代目。

あれやこれやと悩んでいる中で、座面を持ち上げようとすると樹脂製躯体の境目に隙間が少しできた。懐中電灯で照らしつつ中の構造が見えないか目を凝らしつつ、座面部材を持ち上げていた。するとパチンと音がした。

何かが外れたような音だった。
そこで座面と樹脂製躯体の境目に道具を差し込んでみた。

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8月 23, 2025 · Posted in 家具リフォーム・修理, 椅子張替え  
    

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