北欧家具のダイニングチェアーです。

 20数年前に流行したスカンジナビィア地方デザインの家具です。
 独特のシンプルデザインで、材質はチーク材が主です。
 時々今でもご修理などで見かけるダイニング家具です。

 ダイニングチェアーの座面がグワッグワッと座るたびに凹むとの事です。思い当たる節がある修理内容です。座面材である合板板が、年数の経過とともに積層部分がはがれもろくなった事が原因です。座面の裏を見てみると、やはり合板材の耐久性がなくなっていました。今にも破れてしまいそうな状態でした。

 この椅子の特徴として、座面と脚がそれぞれ接合して一体化してあることです。座面を外すには、左右の前脚、左右一体の背脚と座面を接合してあるボルトを外します。接合ボルトはチーク無垢材の脚に直接ねじ込んであります。そのため慎重に取り外さないといけません。直接木部にねじ込んであるので、何回も取付・取外を繰り返すと、徐々にボルトが効かなく なってしまいます。

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5月 9, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

「Chitano(チターノ)」というブランド名は、今は無くなってしまいました。

ご存知の人も多いかと思いますが、この「Chitano(チターノ)」は、実は【カリモク】の別会社だったんですね。その「Chitano(チターノ)」製のリビングチェアー張替のご相談がありました。1年前に2人掛ソファーを張替えたのですが、他にあった回転式両肘椅子と丸型スツールの張替をその時には行なわなかったのですが、1年経過して汚れが目立つようになったので、2人掛ソファーと同じ布地で張替えたいとのご希望でした。1年前に張替えた2人掛ソファーは・・・・、

張替えると⇒

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5月 25, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

 安田屋家具店のホームページも開設して今年で3年目を迎えることとなりました。様々な情報をお伝えしている中、最近やっと毎日の訪問者が200人を超えるようになりました。毎日初めて安田屋家具店のホームページを訪れる人が200人以上もおられることにビックリです。毎日200人が訪れているということは、1ヶ月で約6,000人、1年で72,000人。日本の人口が128,056,026人(2010年10月1日現在の速報値)であることを考えると、このペースで全員が訪れるのには1778年もかかってしまうということです。まだまだですね。

 とはいうものの、家具修理の現状をお伝えしていることが多いので、「こんな修理はできるのかしら??」というお問合せが日々多くなっています。ありがたいことです。昔はどの地域でも町の家具屋さんが家具修理を行っていました。ところがその町の家具屋さんがどんどん廃業されてしまったことが原因で、町の中から家具屋さんがいなくなってしまいました。そんなわけでどこで修理したらいいのか分からないお客様が多くなったのでしょう。大型家具店では、修理するよりも買い換えてもらう方が何かと都合が良いのです。だから家具修理を依頼しても返ってくる言葉は「それは修理できないですね」または「修理するよりも買い換えた方がお徳ですよ」・・・・、という内容らしいです。(安田屋家具店のお客様から聞いた話ですが・・)。実際に修理する家具を見ないで答えているわけですから、買い換えを勧めていることがよくわかりますね。

 さて今回安田屋家具店にご修理のお問合せがあったのは、30年前に購入されたカリモク製のリビングチェアー。その椅子の座面に張ってあるゴム製のクッション材、経年劣化により切れてしまったりヒビが入ったりしてしまったので取替えたいとの内容でした。大事に使用してきたので他に傷んだところもないのでゴム板だけを交換したいという家具を大切になさっている状況が分かるお問合せでした。

 現在使用されているゴム材には「PF0743B」と明記されていることを直ぐにカリモク担当者さんに連絡。しかしすでに30年以上経過しているため、同じ品番のゴム材は無いとのことでした。・・・・残念。

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5月 31, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

 昨日の30年前のカリモクの椅子に引き続き、今回は20年前のマルニのソファー修理です。日本国内にてトータルで家具を製造していた家具工場として、愛知のカリモク、広島のマルニ、東京のコスガの3工場が主力であり、互いに競い合っていました。東京のコスガは数年前に廃業してしまい、現在はカリモクとマルニが2大家具工場ということでしょうか。もっとも全盛時に比べれば、どちらとも少し小さくなりましたね。

 さて今回お客様から相談いただいたのは、20年前のマルニ製本革張りソファーの張替修理でした。安田屋家具店の資料室にて1990年マルニカタログを引っ張り出してきました。

本革張りリビングチェアーのページを確認すると・・・・。

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6月 2, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

東京都のK様よりメールでのお問い合わせがありましたのでご紹介いたします。当店でもよくご依頼がある曲木椅子の座面籐シート張替です。

チェコスロバキアのdrevonia製の椅子が壊れてしまいました。
同じ物を購入したいのですがなかなか見つからずもし、手に入れられるところがあればお知らせいただきたいのですが、かなわない場合、近く、修繕したいと考えています。籐シートというのでしょうか、乾燥した植物編み込んである8角形の升目が出来ている物です。
御社のホームページにもにたものがありました。修繕をお願いしたいのですが可能でしたら修繕の見積など教えていただいてもよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。

安田屋家具店からの返信
写真を見ますと、曲げ木家具の座面に使用されている籐シートは「五分カゴメ編みシート」を使用してあります。手編みではなく、座面周りに籐丸芯材を打ち込んでシートを張り込む方法の「溝決め込み仕上」のようです。比較的安価に張り直し修理ができます。今回の座面の大きさが43cm以内で、無着色の生地仕上げ、溝決め込み仕上げですので、税込1脚13,000円です。お届けします際の片道送料も含まれています。ただし修理前に当店にお送りいただく送料はお客様負担となります。

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6月 4, 2011 · Posted in 椅子張替え  
    

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