安田屋家具店ホームページでご紹介しているダイニングテーブル天板修理の過去記事をご覧いただいてのご相談が最近増えています。

今回はS様よりリビングテーブル修理のお問合せでした。
40×70のリビングテーブルにカッターで切った小傷が若干ついています。天板の塗装でおいくらくらいかかりますか?  テーブルは白、1万円くらいのものです。

安田屋家具店からの返信
ビングテーブル天板修理ですが、カッターの傷の深さがどの程度あるか、天板の素材が何であるかが問題となります。

テーブル天板の修理方法としては、天板表面を削り落とします。この時に浅い傷の場合は削り落とすことで消えますが、深い傷は残る場合があります。天板素材が無垢材であれば、深い傷がなくなるまで削り落とすことが可能ですが、天板表面が突板材の場合は、深く削ると下地が出てしまいますので、傷が残ってしまいます。

天板表面を削った後、現状と同じ塗装色で仕上げます。塗装以外の方法としては、削った天板表面にメラミン化粧板を重ね貼りします。この方法であればまったく新しい天板表面材となますので、傷は全てなくなります。ただメラミン化粧板の厚み2mmほど、木口が見えることとなります。

修理金額は現物を見ていないので正確な金額ではありませんが、700×400mmの天板の場合、最低でも税込み25,000円~35,000円程ではないかと思います。往復の送料が別途必要となります。

テーブルの金額が1万円くらいとのことなので、修理金額の方が高価になってしまいますので、ご修理はあまりお勧めできません。ご検討賜りまして、ご不明な点がありましたらお気軽にご相談ください。

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5月 17, 2016 · Posted in その他の家具修理  
    

岐阜市のN様より
はじめまして。
椅子の調子が悪く修理できるか、教えていただきたいです。本体の座面を支える木がひび割れています。その為だと思うのですが、ギシギシ音がして座っていると不安です。

椅子自体がヴィンテージで購入したもので古い物になりますが、とても気に入って購入した商品になりまして、4脚のうち一脚だけが調子が良くないです。どうにか直していただけないかと思います。もし写真ではわからないようでしたら、車で出向ける距離ですので、持参致します。どうかよろしくお願い致します。

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安田屋家具店からの返信
お送りいただいた写真では破損箇所がよく確認できませんでした。お手数ですが現物をご持参いただけば幸いです。朝10時~夜7時まで営業しております。尚、木曜日のみが定休日となりますのでご注意ください。

そして数日後に椅子をご持参いただいたので、心配されている破損箇所を確認してみた。椅子の右側のみ桟木の下に大きな亀裂のような箇所が見受けられた。

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先ずは座面を取外し。座面を載せる桟木を椅子フレームから取外してみた。すると・・・・・。

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5月 25, 2016 · Posted in その他の家具修理  
    

家具修理に携わっている四代目として、続けて修理のお役に立てないことに悲しんでおります。今回も「部品さえあれば・・・・、」、その部品が、代替部品も含めて現存していないことで修理できないのです。

今回は、神戸市のT様より「松下電工」の下駄箱の吊扉に使用されているプラスチック製の部品のご相談です。

下駄箱の吊金具が壊れましたので、探しています。
松下電工製品 下駄箱の吊金具(プラスチック製)平成6年購入
製品番号 QC6053-1
製造番号 931220-3

部品写真

安田屋家具店からの返信
破損部品を確認しました。
残念ながら同じ部品は現存していません。
部品の形状的には、吊扉用プラスチック部品「羽無し」タイプと似ていますが、サイズが小さすぎます。

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6月 3, 2016 · Posted in その他の家具修理  
    

画像の和たんすの取手金具に使用する部品を探しております。ご面倒でも、よろしくお願い致します。

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安田屋家具店からの返信
昔の桐たんすによく使用されている引き出しの取手金具を取り付けるための「割足」と呼ばれる部品です。

この「割足」部品は、お探ししましたが現存していませんでした。
60年以上前の古い桐たんすなどには使用されていた一般的な部品ですが、桐たんすの需要がなくなったことで、金具部品の生産もなくなりました。 また現在は取手金具固定にはネジ止めに移行しておりますので、金具部品がなくなった理由でもあります。

安田屋家具店実店舗で行っております「桐たんす洗濯」修理のために、引取ってきた60年以上前の桐たんすの取手金具には、今でもよく見かける部品です。

お役に立てず申し訳ありません。

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6月 9, 2016 · Posted in その他の家具修理  
    

スツールの脚が1本グラついているので修理をして欲しいと現物を持って安田屋家具店実店舗にご来店になられました。

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ねじ込み式の取り付け方法の脚のようで、確かに1本の脚が空回りして固定できないためにグラついていました。裏張りの布地をめくってみないと確かなことがわからないのですが、「ボルトとナットで固定」してあるのか、「金属プレートにねじ込んである」のか、「木部の中に埋めてある鬼目ナットにねじ込んであ」るのかのいずれかの方法であることは想像できた。

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布地の上から触れた感触では、どうも「木部の中に埋めてある鬼目ナットにねじ込んであ」だと考えた。 四代目は早速、1本の脚を取外して裏張り布地をはがしたのでした。すると・・・・、

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6月 13, 2016 · Posted in その他の家具修理  
    

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