先日、安田屋家具店ホームページをご覧いただいたお客様より、アングル丁番金具を使用して、掃除道具収納箱を作りたいとのご相談がありました。
「掃除道具を入れる箱を600個作ることになり、アングル丁番が使えそうなので、これで設計を予定していますが、16-15を1200個発注した時、2月中に入荷出来るでしょうか?出来るなら価格も連絡下さい。ネットで探しているときに安田屋家具店を見つけまして、同じ岐阜なので連絡させていただきました。色はこげ茶(GB)色でお願いします」
扉に2個取り付けるとして、600個の扉に取り付けるってことは・・・・・、えっ、1200個!!!!!!
一瞬驚きです。いまだかつて1200個もの大量のアングル丁番金具を仕入れたことがありません。急いで金具工場に1200個の数量が確保できるのか確認のための電話を入れる四代目でした。
工場の担当者は「1200個ですか。今なら在庫はあります。それにしても1200個もアングル丁番金具を取替え修理に使用されるのですか??」工場の担当者も驚いた様子でした。
それもそのはずです。最近は扉の微調整ができないアングル丁番金具は、家具の扉金具にはほとんど使用されていません。カラーBOXのような安価な家具の一部にはまだ使用されているようですが、その数はごくわずかです。家具に使用されている扉丁番金具は、扉の微調整ができるスライド丁番金具にほぼ切り替わっています。そんな状況なので、金具工場の担当者が驚くのも無理はありません。
アングル丁番金具1200個ということは、取り付けビスの数量は・・・・、金具1個に取り付けビス6本、となると7200本のビスが必要になります。ビスの価格だけでも1万円近くになってしまいます。1200個もの大量のアングル丁番金具が注文されることは工場にも無いことだろうと考え、強気で価格交渉を行いました。粘り強く交渉した結果、1200個の数量を購入する今回限りの特別価格を提供していただけたので、すぐにお客様にご連絡です。
アングル丁番金具1200個と取り付け用ビス7200本を付属した場合の価格と、アングル丁番金具のみの価格と少々シビアな2通りのお見積金額をご提案しました。金具1個に付き10円ほどの価格差がありますからね。すぐにお客様からご連絡がありました。
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「価格交渉ありがとうございました。扉を軽くするために、板厚を変更するとかの話が出て決定に時間がかかってしまいました。見積依頼した丁番(ビス無し)で手配することにしましたのでよろしくお願いします」
すぐに工場に発注をして待つこと2日、アングル丁番金具1200個が入荷してきました。すぐにお客様の工場にお届けです。その前に数量を確認します。
大きな段ボール箱3箱には、1箱にアングル丁番金具が30個入っている白い箱が12箱入っていました。合計で36箱、1080個のアングル丁番金具が入っています。
アングル丁番金具が1箱に30個入っている箱が4箱、合計120個のアングル丁番金具です。
これだけで安田屋家具店の3ヶ月~4ヵ月分の売上数です。すげぇー!!
安田屋家具店ホームページには「2000個販売突破記念」と表示してありますが、今回の数量と数ヶ月間の売上個数を加算して一気に「4000個販売突破記念」に書き換えないといけませんね。
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