安田屋家具店の隠れたヒット商品となりつつある「パタパタ扉下駄箱」

3年前にお客様から「レトロな雰囲気の下駄箱が欲しい」とご相談を受けたのがきっかけでした。レトロっぽい雰囲気、アンティークな雰囲気・・・・・???

あっそうだ!

四代目が閃いたのは、子供のころや大学生の時にアパートや下宿先でよく見かけた扉を上に持ち上げる形式の下駄箱。「バッタリ扉」とか「パタパタ扉」と呼んでいました。これだと思い、図面を書いてお客様にご提案したところ、イメージにピッタリと採用されたのでした。

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そして桐たんす職人「柴山五郎」氏に製作を依頼したのでした。 岐阜県山県市美山の杉無垢板を使用し、総桐たんすと同じ木釘を使って製作し、植物性オイルを塗って仕上げた、安心・安全な家具が誕生したのでした。

安田屋家具店ホームページで「パタパタ扉下駄箱」を紹介したところ、全国から問い合わせ、ご注文が入るようになりました。そして四代目はこの「パタパタ扉下駄箱」のさらなるバージョンアップを考えたのでした。

杉無垢板を使用しているので、家具表面を浮造(うづくり) 仕上げにしてみてはと考えたのです。

浮造(うづくり) とは、刈萱(かるかや)の草の根を水にさらした後、干して麻紐で束ねた道具を使って、木の板・柱などの柔らかい部分(春目:はるめ)を磨きながら削ぎ落として木目を浮き上がらせ、木材の見た目を美しくする仕上げ方法です。浮造仕上げといいます。浮造仕上げの無垢板は、木目が強調され凹凸が目立つようになるのです。

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4月 7, 2015 · Posted in オーダー家具  
    

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