「ブックマン」とは、静岡に工場があった「丸伸」、または「マルシン」と表示される工場が生産していたスライド書棚のことである。

発売当時は画期的な家具で、爆発的なヒット商品でした。安田屋家具店も岐阜県内唯一の代理店としてスライド書棚「ブックマン」の販売に寄与したのでした。

しかし会長さんのワンマン経営な部分もあり、また生活スタイルの激変もあり、かなり以前に廃業してしまいました。そしてスライド書棚もその存在が消えつつ運命にあります。そんなスライド書棚「ブックマン」の扉丁番金具に関して、昨年末からどういうわけかお問い合せ、ご修理のご相談が増えています。金具が破損する年数なのでしょうか。

そして今回、久しぶりに安田屋家具店実店舗の出張修理として、岐阜市内のお客様宅に金具取替修理にお伺いする四代目でした。

お客様宅には、横幅120㎝タイプのスライド書棚「ブックマン」がありました。懐かしいーーー!!

s-IMG_8033 s-IMG_8035

扉に取付いている金具を確認すると、金属疲労によりポキッと折れていました。金具を取外してサイズを確認すると「20-20」が刻印されていました。持参した金具を用意します。

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1月 21, 2016 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

先日お問い合わせがあったアパートの造りつけクローゼットの扉蝶番金具について、破損した金具工場に問合せをしていたのですが、お正月あけに連絡がありました。M社さん、ありがとうございます。

M社より
お問い合わせの件ですが、資料を確認していただき、破損した金具と同じ物をお知らせ下さい。製品によって代用品が変わる場合がございます。
宜しくお願い致します。

旧センターヒンジ

お客様から送られてきた写真を確認すると・・・・、

s-壊れたクローゼットの蝶番

資料の金具と同じです。同じ位置にロゴが刻印されているのも確認できます。後はこの金具の代替金具が、現在生産されている金具のどれに該当するかということです。多分四代目がお客様にご案内した金具で代替できると思うのですが、工場からの連絡待ちです。

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1月 23, 2016 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

1月20日 水曜日 毎年楽しみにしている「岐阜青年会議所」岐阜JCの2016年新年賀詞交換会が「岐阜都ホテル」にて開催された。

四代目は5時からの岐阜JC卒業生の会である「岐阜JCクラブ」総会から参加したのでした。総会会場には懐かしい諸先輩の方々が多々おられました。昨年の2015年新年賀詞交換会の様子を安田屋家具店ホームページで紹介したこともあり10年ぶりくらいに毛利さんも来ていた。四代目のブログ効果があったのでしょうか。

今年の「岐阜JCクラブ」会長は、1993年度 第42代理事長の杉山正裕 先輩でありました。当時は297名の会員であった岐阜JCも、ここ最近は170名前後と少なくなったようです。これも時代の流れなんでしょうね。

来年は第43代理事長の大野春光 先輩が「岐阜JCクラブ」会長となります。ということは、四代目が岐阜青年会議所に在籍していて一番楽しかった時代の先輩や同期、後輩と再会できる機会が15年ほど続くということです。

毎年出席しないとモッタイナイです。

さて「岐阜JCクラブ」総会終了後、いよいよ2016年新年賀詞交換会が始まります。年齢順に会場入口前に集合し、案内とともに入場です。

s-IMG_4634

毎年のことですが、左右に分かれた現役会員170名の中を拍手で迎えられつつの入場には、やっぱ照れます。ありがとう!!、現役諸君。とはいうものの卒業して16年経つと誰一人顔見知りがいないのですけどね。

ご来賓の皆様の入場も終わり、まずは「岐阜JCクラブ」会長の杉山正裕 先輩の挨拶です。

s-IMG_4635

さあ、そして毎年のクライマックスである新理事長の所信表明演説。今年は第65代という節目の年の理事長は・・・・・、桐山詔宇 君です。

あれっと経歴表示を見た四代目は・・・・???、ムムム。

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1月 25, 2016 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

横浜市戸塚区のA様より
お世話になります。
私ごとですが、勤務時代銀座の家具店で購入した食器棚の金具(蝶番)が突然破損し扉が脱落し困っております。インターネットで調べた所「安田屋家具店」さんで代用品を販売しているとの事でお問い合わ致しました。

s-mail.google.com

安田屋家具店からの返信
題名が「DC COLDEA金具」とありましたので、恐らくアングル丁番24-20サイズだと思います。サイズ間違いがあってはいけませんので、サイズを確認していただきたい箇所を明記した写真を添付しますのでご確認下さい。

24-20se3

扉側(写真A) 24mm、家具本体側(写真B) 20mm
金具は在庫がありますのでご安心下さい。

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1月 25, 2016 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

安田屋家具店ホームページでは、洋服タンスや食器戸棚の扉に使用されている様々な丁番金具について数多くご紹介しておりますが、金具修理ばかり数多くやっているわけではありません。

今まであまりご紹介してこなかったその他の業務内容に関して、2016年、平成28年の安田屋家具店ホームページでご紹介していきます。

1つは「家具リフォーム」事業。 そしてもうひとつは「ぱたぱた扉収納棚」事業。 この二つに関して、実は数多く手掛けているんです。「家具リフォーム」は地元である岐阜市近郊~名古屋市近郊のお客様からの依頼が多い仕事です。

「ぱたぱた収納棚」または「パタパタ扉収納棚、または「バッタリ扉収納棚」と四代目は呼んでいますが、こちらはご遠方のお客様からのご依頼が多い仕事です。 。

まず今回からは「家具リフォーム」として、膳戸棚(またの名を水屋)のリフォームをご紹介します。

膳戸棚は、かつての日本の台所に設置してあった今で言う「食器戸棚」です。今は食器をそのまま収納するのですが、昔は箱に食器を収納した「箱膳」を収納するのでした。そのため現在の食器戸棚のような棚板での仕切りはなく、上段、中段、下段の3箇所に箱膳が収納できるようになっていました。

安田屋家具店では数多くこの膳戸棚のリフォームを行っていますが、大抵同じデザイン、サイズ、材質です。デザインは下記の写真のタイプが一般的です。過去にリフォームした膳戸棚の一部をご覧ください。

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サイズは横幅180センチ、高さ180センチ、奥行40センチが一般的です。材質は、柱や横桟には「桧材」、側板・背板・内部の棚桟には「杉材」が使用されているのが一般的です。引出し前板には「ケヤキ材」が使用されているものが多いようです。

また表面の塗装は何もされていない木地仕上げが多いようです。ただしお預かりする時には年数の経過によりほぼすべて「こげ茶色」に変色しています。

今回お預かりした膳戸棚も一般的なデザイン、サイズ、材質でした。約100年ほど前の膳戸棚だそうです。色もかなり汚れた「こげ茶色」になっています。引き扉の一部は、ネズミさんにかじられた跡が残っています。

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1月 27, 2016 · Posted in 古い民芸家具リフォーム  
    

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