O様からチェスカチェアー背面・座面の籐シート張替修理のご相談がありました。一般的な「溝決め込み仕上げ」ではなく、「手編み仕上げ」での張替です。

O様からのお問い合わせ
安田屋家具店ホームページを拝見させていただきました。 手編みのチェスカチェアを所有しており、修理をお願いしたいのですが、座面、背面を手編み製法にて修理する場合のお見積りをいただけますでしょうか?

溝決め込み仕上げへ改造も検討したのですが、手編みを気に入っており、手編み製法にて修理を検討したいと考えております。 お忙しいと思いますが、何卒よろしくお願い致します。

座面裏に「GAVINA社」のロゴと「made in  italy」シールがありました。

Cesca Chair (チェスカチェアー)は、Marcel Breuer(マルセル・ブロイヤー)の名作椅子です。1950年代からの初期はイタリアのGAVINA社が正規製造販売を行っており、その後現在のknoll(ノール)が製造を行っています。今回のO様所有のチェスカチェアーはGAVINA社製ですからヴィンテージ品ですね。

安田屋家具店からの返信
現在と同様の「手編み仕上げ」での修理費用は下記の通りです。

背面張替(手編み仕上げ) 1脚税込 67,000円
座面張替(手編み仕上げ) 1脚税込111,500円
—————————————-
合計金額 178,500円 

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8月 12, 2023 · Posted in 椅子張替え  
    

T様から食器戸棚の扉に使用されている丁番についてのご相談がありました。一般的な丁番ではなく、扉の上面と下面に取付いている金具のようです。

T様からのお問い合わせ
現在使用している食器棚の扉の金具について教えてください。 先日金具が破損し扉が取れてしまいました。 この金具の交換をしたいと思ってますが可能でしょうか。 よろしくお願いします。

写真から判断すると「チーク材」食器戸棚ではないかと思います。九州に工場があった「チークフォレスト」社が真っ先に思い浮かぶ四代目でした。広島県府中市にもチーク材専用の食器戸棚工場があったなぁー。

またこれと同じ金具は、北欧スタイルの家具を生産していた「山品工芸」の家具に使用されてましたね。「山品工芸」は惜しまれつつ1996年に廃業してしまいましたが・・・・。

安田屋家具店からの返信
破損した金具はこれではないでしょうか。

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8月 14, 2023 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

先日ご紹介した「チーク材」食器戸棚に使用されている扉丁番金具が一般的な金具ではない特殊な形状の金具で、破損したため交換部品が無いかとのご相談の続報です。破損した金具は・・・、

代替えできる金具だと思われる金具が・・・、

T様から再度お問合せ
頂いたサイズ図を見てたのですが、若干サイズ感が違う気もしますが同様と思って問題ないでしょうか。 購入前に念の為確認させてください。

安田屋家具店からの返信
お送り頂いた写真から判断すると、幅は同じですが、破損金具サイズの長さが4mm程短いようです。

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8月 16, 2023 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

光陰矢の如し
四代目の初孫誕生を喜んでから、あっという間に1年2ヶ月が経過しました。1歳2ヶ月です。

きゃわいい初孫は母乳、粉ミルクの授乳を卒業し、寝る前に牛乳を飲むそうですが、その飲んでいる時の写真が送られてきました。

まるで2005年に一大ブームを起こした千葉市動物公園のレッサーパンダの風太くんのような見た目です。

動画を見ましたが、微動だにせず哺乳瓶の牛乳を飲んでいます。きゃわぃぃぃぃ。

ついこの間、ハイハイをしていたかと思っていたのに・・・・、健やかに成長していることに感謝です。

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8月 26, 2023 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

安田屋家具店の建物は昭和48年(1973年)に建てられました。今からちょうど50年前です。建てられてからすでに半世紀が経過しました。アチコチにガタがきていますが、修理修繕をしながら維持しています。

今回、安田屋家具店ビルの特徴である2階までの高さの大きなガラス面のメンテナンスです。

50年前、1970年代にこのような大きなガラスを使用した設計のビルが全国的に流行った時代がありました。今ではあまり見かけませんね。

安田屋家具店のガラス面は、横幅9m、高さ6mです。1枚のガラスサイズは、横幅1.2m、高さ6m、厚み15mmです。現在このようなガラスを製作するのは難しいようです。またガラスの厚みは最低でも19mmを使用しなくてはならない基準に変わったそうです。

昔、二代目「甚助」に聞いた話ですが、本来、安田屋家具店のガラスは無色透明ガラスのはずでした。しかし施工時にどこでどう間違えたのかはわかりませんが、色付きガラスが現場に届いたそうです。工事関係者は仰天し、慌てふためいたそうです。

今更作り直すこともできず、最終的には大幅な値下げ交渉の末、甚助が了承し、届いた色付きガラスを施工したといういきさつがあったのです。

色付きガラスは、夜間になると店内の照明の雰囲気が抜群に良いのです。しかし反面、明るい昼間は外から店内がほぼ見えなく、鏡のような状態になってしまいます。店内で店番をしていると、道行く人が鏡面と化したガラスに向かって、身だしなみをチェックしたり、お化粧直ししたりします。店内にいる人からは丸見えなんですが、店外の人からは店内の人の視線に気づくことができず、面白い光景が多々見られました。

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8月 28, 2023 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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