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飛騨ウィンザーチェアー修理

飛騨・高山にある「飛騨産業」のロングセラー商品であり、代表的なカントリーデザインの椅子であるウィンザーチェアーDK286の修理が持込まれた。

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この椅子の修理で最も多い板座の割れ、さらに肘棒1本が裂けてしまっていました。

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裂けてしまった棒は、1本の木をロクロで引いて作ったものなので、寒暖の差や湿度の影響により、割れてしまったものと思われます。さてさてどうするか・・・・。

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この棒を1本新しいものに取り替えると、他の棒もいったん全て取外す必要が出てきます。すると組み直し修理となってしまいます。修理費用もまあまあしてしまう予感です。

安田屋家具店専属職人と飛騨産業の工場での修理見積をしてみました。 まず座割れに関しては、安田屋家具店専属職人では税込6,000円ですが、飛騨産業では税込15,000円ほどとなってしまいます。

また肘棒の修理に関しては、安田屋家具店の専属職人は、棒そのものは取替えないで、割れた箇所を強力な接着剤で圧着固定する方法で修理しますので、組み直し費用が必要ありません。そのため修理費用は税込3,000円です。ただし荷重が最もかかる箇所の棒なので、新しい棒に取替えた場合と比べて耐久性は低くなりますのでご了承下さい。

飛騨産業では、耐久性を考えて新しい棒に取替えます。そのため全ての棒を取外して最接合する組み直し作業が必要となるため税込15,000円となります。修理費用は高いですが、新品と同じ状態になりますので耐久性は高いです。

両方の価格をご提案したところ、安価な安田屋家具店の専属職人の方法で行うことになりました。仕上がりましたらご報告いたします。

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2月 6, 2015 · Posted in その他の家具修理  
    

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