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新旧のクローゼット扉用丁番

O様よりクローゼット扉用丁番金具についてのお問い合わせがありました。
平成8年に建てた家のクローゼットの丁番が壊れ,困っていましたが,たまたま安田家具店ホームページの中の「2014年9月7日」付けの「四代目のつぶやき」にあった「クローゼット扉用丁番金具」が正に我が家の物だということを見つけました。どうか3個お願いできませんでしょうか。購入手続きなどをお教えいただければ幸いです。よろしくお願いします。

安田屋家具店からの返信
平成8年(1996年)ですから、今から20年前の金具となります。2010年以前のクローゼット扉用丁番金具は、恐らくこの金具が使用されていた時期だと思います。

旧クローゼツト丁番

この金具はすでに生産中止で現存していません。

この金具よりも古い場合は、こちらの円形の金具が使用されている時期だと思います。

s-壊れたクローゼットの蝶番  s-壊れた金具うら

この金具もすでに現存していません。この当時は、扉に彫られた穴に金具をはめ込み、その穴の内側にネジ止めをして金具を固定しています。

その後、金具円形部分の外側に金属プレートが付属するようになっています。ただし扉の穴にはめ込む方式、金具を固定するためのネジ止め位置の変更はされていません。

このクローゼット扉用丁番金具を製造している工場では、少しずつ金具の改良を行っています。より使いやすく、より耐久性の高い金具へと進化しているわけです。 2010年~2014年までは、この金具が使用されていたと思います。

クローゼット丁番3

この金具はすでに生産中止で現存していません。
この金具も扉にあいている穴の内側に金具固定のネジ止めをするようになっています。ネジ位置は変わっていないということです。

そして2016年現在は、こちらの金具に改良されています。

s-IMG_0676 コピー

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現在の金具は、金具を固定するためのネジ止め位置が、以前のように扉にあいている穴の内側ではなく、穴の外側に移動しています。このネジ止め位置が変更したことで、より強固に金具が固定するように改良されたようです。 扉にあいている穴の直径の変更はありませんので、古い金具も2016年現在の金具で代替することができます。

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クローゼット丁番サイズ

ただし金具を固定するネジ止め位置が、扉に開いている穴の外側になったことで注意が必要です。穴の外側に当たる部分の扉内部に芯材が入っているかを確認する必要があります。芯材が入っていないと、ネジが効かないので金具を固定することができません。

通常は、扉にあいている穴の周りには芯材が必ず入っていて、その芯材をくり貫いて穴を開けてあるはずなので、ネジが効くはずなんですが・・・。

最近の安価な商品の作り方では、最低限の部分にしか芯材を入れないようにして価格を下げています。そのため今までの常識が通用しない現実を四代目は見てきていますので、少々心配な事柄なんです。なので必ず確認してください。

確認の方法は、カナヅチで穴の周りを軽くコンコンと叩いてみます。芯材が入っている箇所と入っていない箇所では音が違います。音の違いは文章で伝え難いのですが、芯材が入っていればゴンゴンというような音になり、芯材が入っていなければカンカンという軽い音が聞こえるはずです。かなづちがなければ手を握って指の関節で叩いてみるとわかるはずです。ぜひ確認してください。

金具は1個税込み600円です。送料が別途必要です。

ご注文は、365日24時間いつでもご注文いただける安田屋家具店ネットショップ「Yasudaya-BASE」店でどうぞ。

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5月 15, 2016 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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