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リクライニングチェア修理

K様から、リクライニングチェアーの座面が落ち込んでしまったので修理が出来ないかとの相談がありました。

K様からのご相談
愛用のリクライニングチェアの座面が落ち込み裏の布が取れて中のスポンジが出かかっています。

修理の検索で安田屋家具店を知りなんとかなるかも…とご連絡した次第です。購入した家具店は今はなく御社から購入したものではないので恐縮ですが、修正可能か 見積もりはどれほどか教えていただけないでしょうか?

安田屋家具店からの返信
写真を確認しました。
座面内部のパイプフレームに輪っか状態に縫合した 幅5センチのゴムバンドを井桁状に取付け、その上にウレタン材をのせた後、
本革張り仕上げがしてあります。

今回の座面落ち込みは、輪っか状態のゴムバンドが伸びきってしまい、落ち込んでしまったようです。

現在座った時の荷重は、表面の革張りが受け止めている状態です。そのため荷重を支えられず革が伸びきり、ひび割れが発生し、いずれ破れると思います。

残念ながら当店の職人では、今回のような金属メカが使用されているリクライニングチェアーの修理及び張替ができません。お役に立てず誠に申し訳ございません。

ちなみに修理方法は、伸びきってしまったゴムバンドを新しいものに取替える方法となります。しかしゴムバンドの上に乗っているウレタン材も亀裂が入っていますので、取替える必要があります。

写真から判断すると、座表面の革材はチャックが見えますので、金属パイプのリクライニング機器を分解すれば、取外せるのではないかと考えます。でも現在の革材をそのまま使用することは、お買い求めになられてから年数が経過していて、さらにしばらくゴムバンドが伸びた状態で使用されていたとすると、座面表面はかなりシワが見られることから、いずれ近い将来革に破れが発生し、張替える必要が出てきます。

したがって修理するとなると、全面張替をされた方が良いと考えます。

座面のみを現在張ってある革材をそのまま使用する方法ですと、修理費用は8~9万円ほどではないかと思います。さらに往復の送料が別途必要となります。

それだけの費用をかけて修理しても、短期間で座面の革張りが破れ、再び張替修理をする必要が出てきます。座面のみを張替えると、革の色が背面、肘部と異なってしまいますし、短期間に2度修理することになるので、合計修理費用が、買替金額と変わらなくなりますのでお勧めいたしません。

また背・座・肘部の全面張替を本革で行う場合は、新しく買い直すよりも修理費用の方が高くなりますので、あまりお勧めいたしません。お買い求めになられた金額にもよりますが、経験的に買替の方が安価になる場合が多いです。

お役に立つ情報であれば幸いです。

K様からご返信
お忙しい中、早速の返信ありがとうございます。私は御社と近いこともあり問い合わせをした次第です。詳しく説明くださりお忙しい時間をさいてしまい誠に申し訳ございませんでした。あわい期待をしておりました残念ですが…このまま朽ちるまで使用します。また機会がありましたらよろしくお願いします。

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10月 15, 2021 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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