TOPページ » 家具リフォーム・修理 » 家具金物(扉用アングル丁番etc) » この記事

第一世代折戸用丁番

Y様からクローゼットの折戸に使用されている丁番金具についてお問い合わせがありましたのでご紹介いたします。この金具は、多くの折戸式クローゼットに使用されていますので、同じ金具が破損した方のお役に立つ情報であれば幸いです。

Y様からのお問合せ
「クローゼット扉用円形金具の代替金具A」(円形8の字タイプ)のサイズの確認です。

幅:86mm、縦:53mmでOKでしょうか?
当家の折れ戸の当該品が破損しています。発注にあたり確認です。5個/30個が破損です。 ご指導願います。

安田屋家具店からの返信
写真を確認しました。
お問合せの金具は、かなり古い第一世代の金具です。すでに生産終了し、現存しない金具です。

この金具を生産した工場が、その後、機能性と耐久性を向上させた後継金具を生産しています。現在は第五世代の金具が最新金具となります。

お問合せの幅86mm、縦53mmは、金具の外々のサイズです。重要なのは金具裏側の円形部分のサイズです。金具をはめ入れる扉にあいている穴のサイズでもあります。

扉にあいている穴のサイズは直径50mm、深さ5mmです。ご確認ください。

最新の金具は、第一世代の金具と形状が少し違います。

しかし、金具の裏側の円形部分のサイズ、つまり扉にあいている穴のサイズは直径50mmで同じです。そのため金具の形状は
見た目異なりますが、扉にあいている穴にはめ入れて簡単に取替え、取付ができます。

見た目の形状が違うのは、金具取付ネジ位置を最新の金具は変更したからです。第一世代の金具のネジ位置は、扉にあいている
穴の内側となっています。最新金具のネジ位置は、穴の外側に変更しました。赤丸の部分が新しいネジ位置となります。

そのため第一世代の金具の円形部分の外側にネジ位置を設けるために羽を広げた形状となっています。

古い金具と最新の金具との違いは、前述の取付ネジ位置の他に、穴の深さが違います。第一世代の金具をはめ入れる扉にあいている穴の深さは5mmです。最新の金具の場合、穴の深さは7mmです。

そのため最新の金具を現在の穴にはめ入れると深さが2mm違うため、金具と扉表面との間に2mmの隙間が生じます。隙間がある状態で取付けた場合、扉の開閉に支障が出たり、短期間で破損したりしてしまいます。

そのため工場が2mmの隙間を埋めるスペーサー部材を取付けた第一世代専用の取替え金具を用意しています。その金具が「クローゼット扉用円形金具の代替金具A」となります。

Y様の場合は、このスペーサー部材を取付けた専用金具での取替となります。

金具が異なりますので同じ金具に揃えて下さい。1枚の扉に新旧の金具が混在して取付いていると支障が生じますので、必ず1枚の
扉に取付ける金具は全て同じ金具に取替えて下さい。

金具は1個税込み1,150円です。
送料は全国一律370円のレターパック費用が別途必要です。在庫は十分ありますので直ぐに発送できます。

この金具のお買い求めは、24時間365日いつでもできる安田屋家具店オンラインショップをご利用ください。

この記事の内容が役に立ったら共有してね!
10月 13, 2021 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

Comments

Leave a Reply

Verified by MonsterInsights