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国産竹ハンドバック修理

2年前に安田屋家具店にて開催した「日本の工芸 匠展」にてご紹介し、お買上いただいたお客様から【 竹ハンドバック 】補修のご依頼がありました。この【 竹ハンドバック 】は、日本一の竹の生産地として知られている大分県で国産の竹を使って手編みで製作している55歳の「高江 雅人」さんの作品です。国産手作りにこだわった伝統工芸士です。

2年間使用されている中で摺れてしまったのでしょう。ハンドバック上部の藤を編んで竹を止めている籐材が何箇所かで切れてしまっていました。籐材はつながっているので、このまま使用されていると全てほどけてしまいます。

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一番補修部分が大きい「補修箇所 A 」です。

次に「補修箇所 B 」です。

さらに「補修箇所 C 」です。

ハンドバックをお預かりして、高江 雅人さんに連絡です。
すると直ぐに電話がかかってきて「お買上いただいてから2年しか経過していないので補修は無料で行ないます。ただ往復の運賃のみご負担ください」とご返事をいただきました。なんとも良心的な職人さんなんでしょう。感激です。今の世の中、業種をとわず修理に関しては何でもかんでも金、金、金の世の中で、無償で補修をしてくれるなんてのは新鮮です。自分で製作した作品に自信と愛着を持っている職人さんなんだなと思います。高江さんの竹ハンドバックを取り扱って良かったと思います。送料に関してはお客様に確認するまでもなく、販売した安田屋家具店の責任で対処しますので直ぐに発送準備に取り掛かったのでした。

補修方法としては、ほつれた箇所の部分補修ではなく、籐で編んでいる部分を一度取外して、新しい材料で編み直す修理を行なうものと思います。補修が完了しましたら補修後の仕上がり具合をご覧いただきます。

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