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聴神経腫瘍手術体験記24

【実録!聴神経腫瘍との闘い】手術終了18

2011年3月18日は、四代目が聴神経腫瘍摘出手術のために東京警察病院に入院していた日です。手術をしてから10年以上が経過しました。手術した右 耳の聴神経はやむなく切断したために聴力はなくなり左耳だけでの生活を過していますが、手術前となんら変わりなく元気に仕事もできることに感謝です。あの 時の体験を自分自身に振り返るために再掲載することにしました。何回もお読みいただく皆様にはしばしお付き合いの程をお願い致します。

尚、河野道宏先生は、現在「東京医科大学病院」にて診療を行われています。

これ以降の体験内容はすべて四代目自身の体験です。自分自身の記憶として作成したものです。手術後の状態は千差万別ですので必ずしも同じ状態になるとは限らないことをご理解ください。ただ聴神経腫瘍摘出手術を行う人の何かの役に立てればと思います。

2011年3月18日 手術後15日目

6時起床。
8時40分、CT撮影のために1階に行く。

10時、CT撮影の結果、異常、問題も無いことが確認された。そして15日間巻いていた圧迫包帯が取り外された。傷口のガーゼも外された。縫合傷が丸見えである。ニット帽をかぶった。

この日から処方される薬の4日分が手渡され、自分で管理することとなった。ステロイド系のプレドニン錠が1錠に減った。メリスロン錠がなくなった。

昼食時「赤飯」が出た。
今日、3月18日は「東京警察病院82周年」の日とメモがついていた。

四代目の誕生日の一日前が、東京警察病院の創立日とは、なんだか感激です???

1時30分、初めての全身シャワー。

狭いシャワー室で、恐る恐る頭から温水シャワーをかける。心地よい。痛みも何も感じない。ただとてつもなく心地よい。

シャァーーーーーー

体を洗い、洗髪を行う。シャンプーを手に取り頭につける。優しく髪の毛を洗う。縫合傷部分の感覚はまだ無いが、恐ろしくて触れない。ただひたすらシャワーで流すだけにした。30分の全身シャワーが終わった。

全身シャワー後、担当医師が傷を見に来た。
「22日にCT撮影をして、何も異常、問題がなければ23日に退院の流れですね」と唐突に言った。「退院」と顔が緩んだ。

洗面台の鏡を使って顔が緩んだ自分撮りです。

夕食前、1階のコンビニに水を買いに行く。地震の影響で飲食物はほとんどなかった。水も売り切れていた。病室に戻る途中の自販機でかろうじて水が購入できた。貴重な水である。

明日はいよいよ3月19日。誕生日だ。感慨深い一人だけでの思い出に残る誕生日となることだろう。カップケーキを買ってお祝いしようと決めた。入荷していることを祈った。

2週間ちょっと頭部に巻いていた圧迫包帯がはずれ、なんだか心も身体も軽くなったように感じます。これから退院まではこの包帯なしの姿で過ごすこととなります。四代目は手術のために五分刈りにしてしまったので、包帯が無いと傷口が丸見えです。少々グロテスクな傷口を隠すためにニット帽をかぶることとしました。ちなみにラウンジで見た髪の毛の長い人は、傷口は髪の毛で隠れて全く目立たないようでした。

50歳最後の夕食です。

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3月 18, 2021 · Posted in 聴神経腫瘍摘出 手術体験談  
    

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