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回転式リビングチェアー修理

 椅子が回転する回転式のリビングパーソナルチェアー後修理依頼がありました。

 

 購入して数年が経過したら座ると椅子がガタツクようになったのと、ギシギシと音がするようになったとのことでした。早速見にお伺いすると真赤の合成皮革(ビニールレザー)張りの大っきなリビングパーソナルチェアーでした。座ってみると、確かにギシギシと音がします。またどことなくガタツクような感触がありました。直感的に多分回転板の緩みが原因ではないかと考えました。

 しかし詳しく原因を追究しないと完治できないので、一旦リビングチェアーをお預かりすることとしました。安田屋家具店に持ち込み、座面裏の回転板を確認してみます。

 やはり回転板のガタツキがありました。
 4箇所の接合ビスが全部緩んでいます。

 レンチでボルトを締め付けようとしましたが空回りしてしまいます。一旦、椅子から回転板を取外さなければなりません。回転板に1箇所大きな円形の穴が開いています。この穴を回転板とリビングチェアー座面裏とを接合しているボルトの位置に合わせて、レンチでボルトを取り外します。回転板を回して4箇所に取り付いているボルトを全て取り外します。

 回転金具は接合ボルトのゆるみが原因でガタガタしています。表裏のボルトを同時にレンチで締め直します。4箇所全部を締め直すと回転板のガタツキは直りました。

直ぐにお客様宅に届けられると思いつつ、回転板をリビングチェアー座面裏に取り付けます。「修理完了」と思いきや・・・・、ムムムムム?? リビングチェアーに座ってみると、まだギシギシという音がします。おかしい?、何故だ??

 スタッフに座ってもらって、床に寝そべり回転板を見てみると・・・・・、

 向かって右側の回転板取り付け箇所が、若干上下に動くのを見つけました。ま、ま、まさか。いやぁーな予感です。回転板取り付け箇所が上下に動くということは、リビングチェアー内部の構造体に異常があることが考えられます。裏布を取外して確認しなければならなくなりました。

簡単に「修理完了」とはいきませんでした。
・・・・次回に続く・・・・

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2月 18, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

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