安田屋家具店

４０年の江に購入された「ヤマハ家具」I.M.TYPEシリーズ。
木製扉タイプ　　AD-102
ガラス扉タイプ　AD-105
4段引出タイプ　 AD-103
カウンター715
台輪　　　　　 QB-070

この中の木製扉に使用されている丁番が破損したようです。送られてきた実物を確認すると鋳物製の受座金具が折れていました。

カップ径は３５mm。
カブセサイズは１９mmの「全カブセ」タイプの丁番です。

４０年前の金具のためすでに生産終了し、まったく同じ金具は現存していません。しかし過去に今回破損したものと同じ金具の代替金具を探してお客様にお送りしたところ、支障なく代替えできたとの報告を受けていますので、今回もその時の代替金具で取替できると思います。

次回、代替金具についてご紹介します。

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続 ヤマハ家具の木扉の丁番

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安田屋家具店からの返信
破損したヤマハ家具板扉用スライド丁番の代替金具に関してご案内いたします。丁番本体の円形部分の直径(カップ径)は３５mmです。扉にあいている穴はそのまま使用できますので簡単に取替えができます。

破損金具は、丁番本体と受座金具との脱着は中央部のネジを回すことで外したり、接合したりさせる構造です。

代替金具は、丁番本体と受座金具はワンタッチでパチンと接合し、丁番後部のボタンを押すことで簡単に外れる構造です。

丁番のカブセサイズはほぼ同じです。

取付ネジ位置に関して、扉側は現在のネジ位置と場所が大きく変わりますので、扉にあいている穴に金具をはめ込んだ後、ネジを取付けてください。

家具本体側板側に取付ける受座金具のネジ位置は、ほぼ同じか、ほんのわずかにずれた位置となります。同じ位置であれば問題ありませんが、少しのズレの場合、古いネジ穴にネジが引っ張られます。そのため一度直径３mmの丸棒で古いネジ穴を埋めてください。丸棒はホームセンターで販売されています。１００円均一で販売されている場合があります。

金具は丁番金具本体と受座金具とのセットで１個税込み６００円です。送料が別途必要です。取付ネジが５本付属します。

扉１枚の金具は全て同じ金具にしてください。新旧の金具が混在して取付いていると金具の耐久性がガクンと落ちますのでご注意ください。

ヤマハ家具板扉の丁番金具の代替をお探しの方は、安田屋家具店にご相談ください。お待ちしています。

K様からのご返信
代替え部品を提案いただきありがとうございました。また，詳細な取付方法の説明ありがとうございました。10個，注文いたします。

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ヤマハ家具板扉の代替丁番

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まず金具の円形部分(樹脂製)をはめ入れる扉にあいている穴の直径をお知らせください。直径は35mmまたは26mmのいずれかだと思います。

家具本体側に取付ける受座金具の厚みなどが写真からでは確認できません。そのため破損した金具現物を当店に送って頂けると現物を確認して、代替金具をご提案させていただけます。

扉側に取付ける丁番本体と、家具本体側板に取付いている受座金具のセットを送ってください。現物の金具が到着次第、確認して、代替金具をご提案させていただきます。

K様からのご返信
直ぐ破損した金具を送りますので、代替金具のご提案をお願いします。

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ヤマハ家具板扉の代替丁番2

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そのため破損していないスライド丁番本体と合致する受座金具のみも現存していません。受座金具のみ似たような形状の金具で取り換えた場合、本来接合するスライド丁番本体との種類が変わりますので、接合ができない状態となります。そのため取替えるには、スライド丁番本体と受座金具のセットの代替金具が必要となります。

円形部分が樹脂製のスライド丁番本体は、１９７１年に日本国内で初めて生産されたスライド丁番タイプと同じです。

まったく同じ金具は現存しませんが、カップ径３５mm、全カブセ、キャッチ付きの丁番であれば、市販されている普通のスライド丁番で代替えができます。ホームセンターでも販売されているカップ径３５mm、全カブセ、キャッチ付きの丁番で取替できます。扉にあいている穴にはめ入れる金具円形部分の直径、または扉にあいている穴の直径が３５mmであれば、市販の金具で取替ができます。

尚、受座金具の取付ネジ穴数は、現在と同じ2個タイプ、4個タイプとあります。

ただ破損金具との違いは、扉に取付ける側の取付ネジ位置となります。現在のスライド丁番の場合、円形部分の外側にツバ部分があり、その部分が取付ネジ位置となります。

ホームセンターにない場合は、当店に破損した金具をお送りいただければ、ホームセンター仕様品よりも素材の優れた耐久性のある代替金具をご提案させていただきます。S様のお役に立つ情報であれば幸いです。

ちなみに四代目が３８年前に家具屋修行として横浜伊勢崎町に立地していた「双葉家具」修行中に、ヤマハ、SONY、ビクターの音響機器メーカーがなぜだか家具業界に進出した時代でした。ヤマハやビクター製の婚礼家具や鏡台もありましたからね。なぜ突然家具業界に進出したのでしょうね。商品の一部に木工がかかわっていたのでという理由なんでしょうか。

その後相次いで家具業界から徹底し、ヤマハ製、ビクター製、SONY製の家具は消滅しました。ただお買上されたお客様はその後も使用し続けているわけで、消耗品の丁番金具交換などのアフターケアーをしっかりやって欲しいと思いますね。

やりっぱなしはいけません。
なんてったって、家具は「耐久消費財」なのですから。

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