デザイン・製作されてから53年が経過した【 ハンギングチェアー 】のショールームにて、癒しの座り心地を体感した四代目は・・・・、
その他のリクライニングチェアーにも座ってみたのでした。
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この椅子は、二次元に曲げた部材を組み合わせたフレームに編んだラタンピールが体にフィットする快適な三次元の曲面をつくりだしています。編み目はとっても緻密に、そして丁寧に編み上げています。手で触っても滑らかでした。暮らしの中の木の椅子展 優秀賞を受賞した椅子です。ヨーロッパ輸出仕様なので、サイズは少し大きい感じがしました。
チェア本体 / 幅860、奥行き850、高さ1010、座高380、肘高560㎜で重量は8.5kg オットマン / 幅565、奥行き545、高さ460㎜で重量は4kg
価格は税込160,000円 もちろん送料は無料です。
そして次に座ったのは・・・、これダァー!
大小のラタンポールだけの組み合わせ。
体のラインに沿った曲線は、すっぽりと身体が収まります。
チェア本体 / 幅800、奥行805、高さ970、座高405㎜で重量は9kg
オットマン / 幅485、奥行590、高さ680㎜で重量は5kg
価格は税込120,000円 もちろん送料は無料です。
近日中にネットショップ「ぎふ楽市楽座」店に出品しておきますのでご覧下さい。
しかし二つの椅子の仕上がり具合、品質を入念に見ても、この商品がインドネシアで製作されているとは思えません。「これは国産です」といっても十分に通用する品質です。丁寧に作られています。手先が器用な日本人の技術が海外に流出しています。日本人のきめの細かい、丁寧な仕事をする職人がいなくなっています。家具業界だけでなく、どの業界でも一緒です。職人が食べていけないんです。正当な報酬が得られない日本に消費者がしてしまったのです。安ければいい、使い捨てでいい、合理的な考えでいい、そんな考えが日本のありとあらゆる業種の職人を殺しています。殺しているのは、消費者です。今日本では職人の子供は、親のあとを継ぎません。みんなサラリーマンになって行きます。
安田屋家具店が立地する岐阜の地でも、数年すると椅子針職人は誰もいなくなります。桐たんす洗濯職人もいなくなります。塗師もいなくなります。みんな高齢で、その子供達は誰もあとを継いでいません。だから廃業となってしまいます。するとちょっとした家具修理もできなくなります。つまり壊れた家具は自分で直すか、運賃を支払って遠方の職人に依頼するか、捨てるしかありません。このことは岐阜だけでなく、全国、日本中で起こることです。それもたった数年先のことです。えらいことです。
安田屋家具店も、これから新たな職人を探す必要が出てきます。本当に大変な時代に突入しました。でもその原因をつくったのは日本人そのものです。自業自得なのかもしれません。
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