先日の静岡家具展示会で訪れた静岡市内、新作家具視察が想定よりもかなり早い段階で終了したため、帰りの新幹線までの間、静岡駅近辺の街歩きをした。

駅前には徳川家康幼少の頃の「竹千代」と「今川義元」の像。

少し離れたところに「徳川家康」像。

そんなものを見ながら歩いていると、静岡駅から徒歩数分の所に、懐かしいビルを発見。

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6月 21, 2022 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

千葉県のK様から、スライド本棚「ブックマン」の扉に使用されている丁番金具の破損に関してお問い合わせがありましたのでご紹介します。BOOKMAN(ブックマン)とは、静岡に工場があった丸伸(マルシン)が製作していたスライド書棚です。

丸伸(マルシン)の社長が発明家、アイデアマンであったことから、スライド式本棚を発売したところ、当時大大ヒット商品になったのでした。安田屋家具店も岐阜市域の代理店となり、専用展示場を設けて販売していたようです。当時、四代目はまだ安田屋家具店に在籍していなかったので詳しいことは知りません。

その後いろいろあり、丸伸(マルシン)は家具製造工場をやめられたようです。四代目が最後に知りえた情報では、ブックマン販売で財を成し、不動産事業に転業されたとのことでした。真偽は定かではありません。

話は戻しまして、お問い合わせの内容をご紹介します。

K様からのお問合せ
初めてメールいたします。
本棚ブックマンの蝶番が破損し、ネットで検索しまして御社のサイトにたどり着きました。

早速、修理をご依頼しようと思いきや、岐阜県の会社であるとのこと、関東で同様にご対応頂ける支店等ございますでしょうか??高齢の父が大事にしている書籍のため、何とかしたいと思っております。どうかお力添えください。よろしくお願いいたします。

安田屋家具店からの返信

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3月 9, 2021 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

大阪府寝屋川市のN様から、静岡に工場があった「マルシン(丸伸)」のスライド書棚「ブックマン(BOOKMAN)」に使用されている扉丁番金具についてのご相談がありました。ご相談が多い内容なのでご紹介します。

N様からのお問合せ

丸伸さんのブックマン(型番/キング KM180)というスライド本棚を30年程前に購入したものです。ガラス扉の丁番が折れて外れてしまいました。耐久年数がきているのか、製品上の問題なのかわかりませんが、安田屋家具店で注文すれば送って頂けるとお聞きしました。品番は「20-A20」と書いてありました。ブックマンに対応する丁番を9個お願いします。

尚、穴(ビスを挿し込む所)の位置が同じであれば挿し込みやすいですが、弱くなってしまうのでしょうか? とりうえずここに丁番の大きさを書きます。できるだけ早めに送ってください。

安田屋家具店からの返信
スライド書棚「ブックマン」に使用されている扉丁番金具は、販売初期の頃はマルシン(丸伸)オリジナル金具を使用していました。そのオリジナル金具も数回変わっています。終盤には規格品を使用していました。

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5月 8, 2020 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

山形県の生活協同組合様から破損金具が届きました。

「ブックマン・Bookman」という商品名のスライド書棚の扉に使用されていた金具が破損したとのことです。サイズの確認方法がわからないので、破損金具現物を送っていただいたのです。

ちなみにスライド書棚ブックマンとは、静岡に工場があった丸伸(マルシン)という工場が生産していた商品です。およそ40年前に誕生した丸伸のブックマンは「3倍入ってまだあまる」をキャッチフレーズに愛読書の方に長年愛されていました。しかし需要の低迷により惜しまれつつも製造中止。家具事業からは撤退して、現在は不動産業を静岡市内で行っているとの噂を耳にしました。

発明家、アイデアマンの丸伸の石川孝一会長がスライド書棚を発明し、一躍大ヒット家具になりました。

安田屋家具店も発売当初からブックマンの岐阜県代理店になり、数多く販売しました。まだ四代目が修行先から戻ってくる前の話です。ちなみに丸伸(マルシン)はもともと「バンビ印」のベビー家具を生産していた工場でしたが、スライド書棚専門に移行しました。

ただその後、スライド書棚の模倣品が低価格で出現したり、次々に二匹目のドジョウを狙ったスライド書棚以外の洋服収納や食器収納などのアイデア家具を製作するのですが、ヒット商品には育ちませんでした。

さらに本業のスライド書棚も製作工場が何度も変わり、徐々に品質が悪くなっていったのを覚えています。またスライド書棚商品の種類が1年ごとにモデルチェンジするため販売しづらい商品になっていました。

スライド書棚そのものの需要が激減したころ、丸伸(マルシン)の販売方法も変わりました。スライド書棚を仕入れて展示して販売した後、販売した商品を仕入れて自社で配達するという従来の仕組みから、各家具店が販売した後は丸伸(マルシン)が配達を行い、お客様から集金して、仕入れ価格を差し引いた利益部分のみを家具店に戻すという仕組みに変わりました。

このあたりから少々おかしくなってきたなと感じた四代目でした。自社で配達したいと言っても、丸伸(マルシン)が配達するシステムに変更してくださいと言われました。

「いやいや、しかし、丸伸(マルシン)の商品であっても、お客様は安田屋家具店で購入したわけで、お客様にとっては安田屋家具店の家具と思われるわけで、配達するのは自社でなければダメです」と言っても聞いてくれませんでした。どうしてもと言う場合は、仕入れ価格が少し高くなってしまう仕組みでした。資金繰りが厳しいのかなぁーと四代目はその時思ったのでした。

仕組みが変わった当時、安田屋家具店でのスライド書棚の販売はほぼほぼ無かったのであまり影響はありませんでした。しばらくしてから丸伸(マルシン)が家具事業から撤退したということを聞いたのでした。さもありなん。

さて話は戻しまして、

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11月 10, 2019 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

「ブックマン」とは、静岡に工場があった「丸伸」、または「マルシン」と表示される工場が生産していたスライド書棚のことである。

発売当時は画期的な家具で、爆発的なヒット商品でした。安田屋家具店も岐阜県内唯一の代理店としてスライド書棚「ブックマン」の販売に寄与したのでした。

しかし会長さんのワンマン経営な部分もあり、また生活スタイルの激変もあり、かなり以前に廃業してしまいました。そしてスライド書棚もその存在が消えつつ運命にあります。そんなスライド書棚「ブックマン」の扉丁番金具に関して、昨年末からどういうわけかお問い合せ、ご修理のご相談が増えています。金具が破損する年数なのでしょうか。

そして今回、久しぶりに安田屋家具店実店舗の出張修理として、岐阜市内のお客様宅に金具取替修理にお伺いする四代目でした。

お客様宅には、横幅120㎝タイプのスライド書棚「ブックマン」がありました。懐かしいーーー!!

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扉に取付いている金具を確認すると、金属疲労によりポキッと折れていました。金具を取外してサイズを確認すると「20-20」が刻印されていました。持参した金具を用意します。

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1月 21, 2016 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

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