キツツキマークで有名な、飛騨・高山に工場がある飛騨産業製作のリビングダイニングチェアの背もたれ部分に張られてあるカゴメ編み籐シートの張替え修理がありました。

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早速お客様宅で椅子を確認。
あっこれは・・・・、直ぐに品名が分りました。飛騨産業の代表的なカントリー家具シリーズ 「フロンティア」です。今ではこのような重厚などっしりとした椅子は見かけなくなりましたねぇ。ほんといい椅子です。

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「フロンティア」シリーズは、カラマツ材を使用していたので、材質が柔らかく、へこみ傷がつきやすい家具でした。でもカラマツ材なので見た目の重厚さとは違って、重量は意外と軽かったんです。

今回の椅子のデザインは「フロンティア」なんですが、材質を見るとカラマツではないことに気がつく四代目。木目を確認すると、ナラ材ではないし、ニレ材のような木目です。

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5月 29, 2015 · Posted in 籐家具修理  
    

お客様から食堂椅子がグラつくので修理を依頼しに安田屋家具店に持込まれた。どうやら椅子の脚にひびが入っているのが原因のようでした。またお客様自身で修理された様子で、二寸釘がひびが入った脚に打ち付けて固定されていました。この釘の緩みが原因でもあります。

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それにしてもどこの工場の椅子か興味を持った四代目でした。なかなかしっかりとした作りのカントリーデザインの椅子です。飛騨産業のもっとも得意とするデザインなんですが、四代目も家具屋歴50年のスタッフも飛騨産業商品では見たことの無いデザインです。

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どこの工場の商品かの詮索はさておき、安田屋家具店専属の職人にて修理するために早速、工房に持込みました。 待つこと1週間。 本日、修理が完了しました。

ひび割れていた箇所の二寸釘を抜き、ヒビの入った箇所を強力な接着剤で固定させ、脚の接合箇所を再接着させて固定させました。釘の跡は埋め木をして隠しました。 グラつきもありません。 これでまた何十年とご使用いただけます。

次回は座面のクッション材がペタペタにへたっていますので、座面の張替えをお勧めすることにします。

と、そこに、20数年担当している飛騨産業のN氏がひょっこり来社した。修理が完了したばかりの椅子を見て一言。

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5月 29, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

飛騨産業製作の「円空」SE220A アームチェアの背もたれがやっとの思いで取外せた四代目は、破損箇所の修理に取り掛かったのでした。

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背もたれが無事に取外せた後の木部を見ると、引っ掛け金具がネジごと外れてしまっていました。

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外れてしまった金具はお客様が保管されていました。再度取付けなおせばよいのですが、ネジ穴が大きくなっているのでこのままではネジが効きません。そのためネジ穴を丸棒で埋めます。

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直径3ミリほどの丸棒の先端にボンドをつけて穴に差込み埋めます。その後、外れてしまった引っ掛け金具を取付け直します。これで修理完了です。

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4月 27, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

飛騨産業製作の「円空」SE220A アームチェアの背もたれ取外しに戸惑っている安田屋家具店。

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どうやっても取外しができないとあきらめた四代目は、もうかれこれ40年近く担当していただいている飛騨産業のN氏に連絡をして、取外し方を聞いたのでした。 わからないときは、素直に聞くことが大切ですね。 するとN氏からは意外な言葉を聞いたのでした。

「ネジで固定してあるので取れないんですよ。ネジは取り外しました??」
「えっ、ネジ?、ネジなんてどこにも無いよ」
「いえいえ、ちゃんと背もたれ下部にネジで固定してあります。よ~く確認してください。ネジは見えないようにしてあるので、指先で背もたれの下部の端のほうを確認してみてください」

N氏からそう言われた四代目は、背もたれの下部のどこかにネジで固定してある箇所があると思いながら指先の触感を確かめてみると・・・・、おやおや????、ひょっとしてこれかな。

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布地の一部に穴が開いている。
指先をその穴に入れると・・・・・、

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4月 25, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

以前ご購入いただいた飛騨産業製造のダイニングチェア「円空」シリーズのSE220Aに不具合があるとお客様からご連絡をいただいた。早速スタッフが訪問して、椅子をお預かりしてきた。

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安田屋家具店に到着した「円空」SE220A アームチェアを確認すると・・・・、向かって左側の背もたれがグラグラしている。以前にこの椅子の張替を行ったことがあるスタッフは、背もたれは確か木部に引っ掛けてあるはずなので、その引っ掛け金具が取れてしまったことが原因だと直感した。何事も経験していないとわからない理屈です。

この「円空」SE220A アームチェアも表面から見ただけだと、背もたれは固定してあり外れないようになっているように見えますが、意外な仕組みで取り外しができるんですね。 スタッフは座面を取り外しました。座面は椅子裏面の5箇所でビス止めしてあるだけなので簡単に取り外しができます。

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続いて背もたれの取り外しを行います。
がっ・・・・、しかし・・・・、
どういうわけか背もたれが外れません。

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4月 21, 2014 · Posted in その他の家具修理  
    

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