お客様から飛騨産業が節のある無垢材を使用して、一躍ヒットした商品シリーズ「森のことば」のローテーブルに関するご相談があった。天板サイズが1メートル四方の大きなローテーブルです。

SW151T

飛騨産業さんのSW150T というローテーブルを昨年購入しました。実際に使用してみると、高さが足りず使いにくいことが分かりました。お店にいる間は、問題ないと思いましたが、結局使用しないままになっています。しかも、部屋に設置してみると今ひとつしっくりなじまない感じです。そこで、天板を外してコの字のテーブルを作れないかと思い、連絡させて頂きました。4枚で天板が構成されていますので、素人目には出来そうな気がしてしまうのです。HPで確認したところ、今の品番はSW151T でした。保管するだけでは非常にもったいないので、何か手立てがあると良いのですが・・。

安田屋家具店からの返信
お問合せの飛騨産業 SW151T はウォールナット材無垢材を使用しています。また天板と脚は取外しができるタイプです。したがいまして、天板をコの字型に切断加工して、脚を取り付け直せばコの字のテーブルに作り直すことは可能です。脚の取り付け位置を現在と同じ位置にする必要があります。

4枚の無垢板を接合して中央に四角の穴があいた状態で1枚の天板に仕上げてあります。そのため1枚1枚を取外すことができるようにはなっていません。お問合せの内容から判断して、「4枚で天板が構成されて いるので、天板を外してコの字のテーブルを作れないか」とは、天板板を1枚1枚取外しができるのではないかというご質問だと思いますが、残念ながらこの天板は取り外しができないように4枚の板を接合して、1枚の天板板にしてあります。

そのため4枚の板をそれぞれ別々の1枚1枚にするには、板と板の接合部分で切断する必要があります。無垢板なので切断は可能です。
1枚1枚の板に切断したら、それぞれに脚を製作して取り付ける必要があります。このように4枚の板を1枚1枚にわければ、色々な形での組み換えができるようになります。ただし脚を製作しなければなりませんので、費用はかかります。天板自体の切断はそれほど費用はかかりませんが、切断面の仕上げ方によって価格は変ります。

現在の天板の形状のまま、高さがたりないというのであれば、現在の脚を取外して、ご希望の高さの脚を製作して取り替えればご希望の天板高さのテーブルにすることができます。また現在の脚に継ぎ脚をして高さを高くすることも可能です。ただしこの方法は、あまり継ぎ脚の長さが長いとぐらつきの原因となりますので、ご希望の高さによってはお勧めできない場合もでてきますことをご了承ください。

天板の大きさ(1m×1m)に問題さえなければ、脚を作り直してご希望の天板高さのテーブルに変えることをお勧めします。

天板を切断して4枚の板に分断して、テーブルを作り直すことはとても費用がかかるのでお勧めできません。

たしかに18万円近くでご購入の商品を保管するだけでは非常にもったいないですね。天板高さをご希望の高さに変更することをご検討されてはいかがでしょうか。ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。

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7月 31, 2013 · Posted in その他の家具修理  
    

6月3日、4日の二日間、梅雨の晴れ間に四代目が配達などで走破した距離がな、な、なんと550km。さすがにつかれたぁ~~!!

【一日目】
6月3日は、安田屋家具店を朝10時に出発し、まずは関市の職人工房に立ち寄り、職人を軽トラに同乗してもらって、名古屋市天白区の八事までひとっ走り。東海北陸道 関インターから高速に入り、東名高速、第二名古屋環状(通称:名二環)経由で、鳴海インターで降りて八事のお客様宅にお昼12時に到着。

お客様宅での修理。
今回のご修理は、洋服タンスの洋服をかけるパイプを落下させてしまい、たんすの底板に穴が開いてしまったというご修理。ご修理前に底板の型を取りに一度ご訪問済み。その型を使用して桐板で作成した底板を今回は持参。

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持参した桐板を直接加工すると失敗する可能性が大なので、まずは合板ベニヤで作成した型板を洋服タンスの底板にあてがい微調整をする。その後桐板を加工して修理を行なう。所要時間約1時間。(このときの様子は後日詳しくお伝えします)

無事修理を終えた四代目と職人は、途中で昼食。気がつくと2時になっていた。

昼食後は、三河安城まで椅子の配達。
職人さんにはドライブに付き合ってもらった。
八事を出発して、第二名古屋環状(通称:名二環)鳴海インターから入り、伊勢湾岸自動車道、知立バイバス経由で三河安城駅近くのお客様宅に無事納品終了。実働時間約20分。時はすでに3時30分。

本日の行程はこれで終わり。急いで職人工房宅に帰路。安田屋家具店に帰社したのは夕方6時になってしまった。丸一日ドライブで時が過ぎてしまった。ご配達などが遠方になると、実働1時間でも、往復時間が6時間、8時間かかってしまいます。

【二日目】
6月4日は、飛騨産業の「ニューウィンザーシリーズ」エドワード ダイニングチェアー、テーブルのご修理分を高山の工場まで持ち込みに行ってきた。本来であれば、ダンボール箱などに梱包して送るのだが、今回は椅子が6脚、テーブルは長さが約2メートルもあり、梱包作業をするよりも、直接工場に持っていったほうが早いと判断したのでした。ここは同じ岐阜県内に立地する安田屋家具店と飛騨産業との地の利が生かせたわけです。

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6月 5, 2013 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

 先日お伝えした飛騨産業のロングセラー商品であるカントリーデザインの「C78 アッサム」ダイニングチェアーの座板割れ修理が完了しましたのでご報告いたします。

 接合部ではがれてしまっていた座板は、強力な接着剤と固定治具を使用し完全に接着固定してあります。座板の収縮によって、接着部分の若干の段差が出てしまいます。手のひらで座面をなでると感じるわずかな段差ですので気になることはないかと思いますが、この点はご了承下さい。


 
さらに座裏にははがれた部分を補強するために補強板を取り付けます。この補強板は座裏に出っ張って取り付けますが目立ちはしませんのでご安心下さい。座面は体重がかかる部分ですので、万が一を考えて必ず補強板を取り付けます。

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2月 28, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

 飛騨産業のロングセラー商品であるカントリーデザインの「C78 アッサム」と呼ばれるダイニングチェアーの座板が割れてしまった修理がありました。この手の修理は20年以上使用しているダイニングチェアーによくみられる修理内容です。飛騨産業のトレードマークである「キツツキ」のイラストシールがちゃんと張ってあります。正真正銘、飛騨産業の商品です。

 座板は1枚板ではなく、数枚の板を張り合わせた板から作られています。そのためその板同士の接合部分の接着がはがれてしまう場合があるようです。昔の接着剤が原因なのか、座板の収縮が原因なのかはよくわかりません。安田屋家具店でも年に数件ご修理を行なっていますが、ほぼ全て同じ症状です。

 
座板の接合部分がはがれてしまっています。

 
修理内容自体は、はがれた接着部分を貼り付けるだけの簡単な作業ですので、お客様自身でボンドや瞬間接着剤を使用して再接着修理される場合がたまにありますが、接着固定が完全でない場合がほとんどなので、お客様自身で接合されるのはやめられた方がいいですよ。

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1月 31, 2012 · Posted in その他の家具修理  
    

 お客様からご用命賜っていました飛騨産業製作の「円空」シリーズのダイニングチェアーが入荷してきました。わざわざ名古屋営業所の担当さんが安田屋家具店まで持ってきてくれました。ありがとうございます。

 飛騨産業さんの営業車です。
 キツツキマークのロゴがちゃんと描いてあります。

 今回のご用命は2脚です。
 1脚づつ梱包してありますので、2箱を店頭に下ろします。

 お届け前に商品の検品です。
 厳重に養生してありますので問題はないと思いますが、安田屋家具店ではお届け前に可能な限り商品点検を行ないます。

 両肘椅子で、とっても座り心地がいいんです。立ち上がりもラクラクできますので、ご高齢の方や、膝が悪い方にお勧めします。畳の部屋にも置けるように脚にはたたみずり(スキー脚)となっています。材質はナラ無垢材。

 明日はこの商品の詳しいご説明をさせていただきます。
安田屋家具店お勧めのダイニングチェアーです。

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2月 12, 2011 · Posted in ダイニングルーム  
    

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