先日ご紹介した「家具のいまだ」婚礼洋服たんすに使用されている丁番金具に関しての続報です。

この金具はすでに生産終了していて現存しない金具でした。しかし・・・、

さすが「家具のいまだ」です。
使用していた金具は、一流国産金具工場の金具です。なのでちゃんと後継金具があります。現在生産している後継金具となる最新金具で代替金具できます。破損金具と同じ「ワンタッチ式」です。

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広島市内に工場があった「家具のいまだ」
主に婚礼家具と言われた洋服たんす、整理たんす、鏡台をつくっていました。扉には無垢材を使用し、洗練されたデザインが一世風靡しました。「いまだ」デザインを模倣する商品も多々出回りました。

レンガ張りのとってもおしゃれなショールームでした。毎年の展示会には欠かさず訪れた場所です。

「家具のいまだ」は残念ながらすでに廃業し、この建物も全く異なる会社の建物になっていました。婚礼需要が無くなった時代の流れですね。寂しい限りです。

さて今回この「家具のいまだ」製の婚礼洋服たんすに使用されている丁番が破損したとのことで現物が送られてきました。

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10月 29, 2024 · Posted in 家具金物(扉用アングル丁番etc)  
    

K様よりご連絡
はじめまして。ビーダの洋服箪笥を使用中の者です。「いまだ ビーダ」でググってこちらにたどり着きました。当時のいまだ及びビーダの位置付けがどのようなものであったか、リアルに知ることができました。ありがとうございました。勝手ながら、当方のブログにこちらのページへのリンクを張らせていただいています。もしご迷惑でしたら外しますので、その旨おっしゃってください。

K様の「ビーダ」ブログ

安田屋家具店からの返信
ご連絡ありがとうございます。 迷惑だなんて、とんでもございません。ブログでのご案内ぜひお願いします。当方でもリンクはらさせていただきました。 当時、一世を風靡した婚礼家具「いまだ製 ビーダ」シリーズ。こんな形で当店以外でご購入されたお客様を知るなんて感動ものです。時代の流れとともに婚礼家具需要が消滅し、いまだも今は工場場所を移転し手しまいました。展示会で毎年訪問したレンガ造りの素晴らしいショールームも、違う会社に手渡りましたか。寂しいですね。

白木様2

K様のブログを呼んで、ご結婚から数十年経過した今、婚礼時に買い揃えた家具の良さをしみじみと感じ、末永く使い続けられるとのことで、当店で販売したものではありませんが、家具屋冥利に尽きますね。人は死にますが、耐久消費財である家具は、その家の想い出とともに残るんです。今、ご結婚時に買い揃えた家具は、5年~10年経過すると、修理もできず、全て買い換えられてしまうと思います。使い捨ててしまうということは、その年月の想い出も一緒に捨ててしまうことと一緒です。

安物買いの銭失い

先人の言いつけを肝に銘じましょう、皆さん!!

ご婚礼家具需要は、無駄なようで、無駄ではない。
先人の賢い生活の術だったんですね。

 

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7月 19, 2013 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

「カリモクの洋タンスのスライド丁番が何ヶ所か壊れ、戸がはずれてしまいます。また 他の戸も上手く閉まらなくなっています。出張して頂き 修理して頂きますとお幾らぐらいでしょうか? 自宅の場所は岐阜市内です」

安田屋家具店からの返信
修理費用ですが、スライド丁番金具は種類によって価格が違いますが、約1,500円前後です。取り替えるスライド丁番金具が現存していて、扉などの木部の補修が必要ない場合は、出張技術費が別途約5,000円~10,000円前後となります。扉の枚数や内容によって価格が変ります。カリモク製のたんすなので、ご修理されることをお勧めします。一度ご都合の良い日時をご連絡いただければ、ご訪問させていただき、どの金具を使用しているのかなど実物を見させていただいて、正確な御見積金額をご提案させて頂きます。見積までは無料で行ないますので、ご安心の上、お気軽にご連絡ください。

お問合せへのご返信後直ぐにお客様から出張修理の依頼があった。安田屋家具店から車で10分程度の近い場所でした。たんすが設置されている部屋に案内されてたんすを見ると・・・、カリモク製ではありませんでした。カリモク製よりもはるかにグレードの高い高級家具です。ちょっと前まで「婚礼家具」と呼ばれていた、洋服タンス、整理たんすのセットです。2間の長さの、あっ、今では2間(ニケン)の長さって知らない人の方が多いのでしょうね。2間(ニケン)とは畳2枚分の長さで、約360cmの長さです。日本古来の長さの表し方です。
たんすを見た四代目は直ぐにどこの工場の商品なのかがわかった。

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広島の「いまだ」という工場の商品です。

扉のナラ無垢材で縦ルーバーデザインは、「いまだ」デザインの代表的なたんすです。一目見てわからない家具屋はプロではありませんね。家具屋30年のプロの目を持つ四代目だからこそ見極められるというものです。てなことはないか・・・。

「いまだ」の商品は安田屋家具店でも主力商品として取り扱っていました。当時、数多くのタンス工場が「いまだ」デザインを物真似したちょっと価格の安い商品を出していました。もっとも売れたデザインは「ビーダ」でした。

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上の写真は20年前に「婚礼荷出し」という慣習にのっとって、婚礼家具をお届けしたときの写真です。お届けしてから20年後の先日、このお客様がご自宅を新築されたことにより追加家具のことでご相談がありご訪問した際に、当時と替わらない新品同様の、さらにまったく陳腐化していない「いまだ」デザインを見させていただきました。当時この家具をお勧めした四代目のセールストーク「時代の流行に左右されない一生物の家具です」の真意が20年経過してやっと伝わったことを感じました。

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2月 28, 2013 · Posted in たんす  
    

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