他店にてチェスカチェアーの座面を張替えられたお客様からのご相談です。

チェスカチェア(※正規品です)の座面修理について相談です。先日、座面の藤が破けてしまい、他社様に修理を出した所、外枠に数箇所、写真のようなえぐれたような傷がついて戻ってきてしまいました。

このような傷の修復と合わせて、全体的に座面自体の張り替えのやり直しのご相談をすることは可能でしょうか?可能な場合、お見積りも頂戴できますと幸いです。

安田屋家具店からの返信

木部フレーム枠の一部がへこんでしまった傷ですが、これは張替修理作業の中で、古い籐シート材を取外す際に籐丸芯材を溝から取り外す時に籐丸芯材と溝の淵に道具を差し込んで取外す作業でできてしまった傷となります。

この作業は木部を傷つけないように慎重に作業をするのですが、強固に接着されている部分があると強い力で取外す作業を行います。その際に大なり小なりヘコミ傷が生じてしまいます。当店職人による張替作業の中でも起きてしまう症状ですが、写真のようにヘコミ具合が大きいことはあまりありません。

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4月 9, 2024 · Posted in 椅子張替え  
    

安田屋家具店でも販売している日本国産の曲木家具工場「秋田木工」丸型スツール【No.209-R】の座面張替修理を行いました。

座面が「板座」「布張り」「籐シート張り」の3種類ありましたが、年々籐シート材の品質が劣化したことにより「籐シート張り」は生産されなくなりました。現在は「板座」「布張り」のみ生産しているので、安田屋家具店でも実店舗での展示販売しています。

座面サイズは直径300mmです。木枠フレーム渕周りに溝が彫ってあり、その溝に籐シート材を決込む一般的な仕上げ方です。

籐シート材は「五分カゴメ編み」を使用しています。年数経過で人工的には出せないとっても味わい深いアメ色になっています。張替直後は白っぽい色となりますが、年数が経過するごとに色が変化していく楽しみがあります。

今回張替と同時に、籐シート材の強度を高めるために座面裏に籐皮を撚った「籐バンド」を十文字に取付ける「十文字補強」を施します。

お預かりして10日ほどで張替完了です。

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4月 25, 2024 · Posted in 椅子張替え  
    

現在、ほぼ見かけなくなった重厚なカントリーデザインの食堂椅子である、飛騨産業の「エドワード」。

1991年当時、33年前の価格が1脚56,500円(税抜)。2024年なら8万~10万円程度の価格になってますね。

今回この「エドワード」食堂椅子の背面籐シート材の張替修理を行いました。

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4月 27, 2024 · Posted in 椅子張替え  
    

先日お預かりしたキツツキマークで有名な、といっても今の方は知らないかもしれないなぁー。

家具業界42年の四代目にとって、飛騨産業と言えばこの「キツツキマーク」なんですよね。生家が家具屋だった四代目は、幼少のころからこのマークを普通に見続けていました。

2024年にはロゴマークが「HIDA」と新しくなったので一抹の寂しさがありますが‥‥、

さてお預かりした飛騨産業「エドワード」食堂椅子の背面籐シート張替が終わりました。お預かりして10日後の仕上がりです。

張替前

張替後

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4月 29, 2024 · Posted in 椅子張替え  
    

曲木家具工場である「秋田木工」製の食堂椅子(No.701-UU)の背面と座面張替修理を行いました。懐かしいロゴマークがついています。

現在はダークブルー色のモケット生地張りです。

20年以上経過していますので、座面中身ウレタンクッション材はペタペタに劣化しています。新しい材料に取替える必要があります。背面部分は通常の板張り仕上げではなく、表側から表裏面の布地が貼ってあります。

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5月 9, 2024 · Posted in 椅子張替え  
    

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