5月3日はゴールデンウィーク第二段目の連休初日です。今年は木曜日でした。岐阜市の中心商店街である柳ヶ瀬を見ると・・・・、

ガラーンと人通りが全くありません。
柳ヶ瀬のアーケードを通り越して、平和通り、さらには西柳ヶ瀬まで見通せます。

安田屋家具店が立地する美殿町通りを見てみると・・・・、

やはり人通りはありません。
さらに美殿町多くの店舗の定休日が木曜日なので、シャッターが閉まったままの定休日のお店が大半です。

そんな中、安田屋家具店は連休中も休まず営業しています。といっても四代目が一人で仕事しています。普段溜まった仕事をこの際片付けてしまおうと思ったのです。さらには美殿町の賑わいになればと、大きなシャッターを開けました。

しかし美殿町は変わった商店街です。
25年ほど前に四代目は、修行先である横浜は関内、伊勢崎町に立地していた「双葉家具」から美殿町の安田屋家具店に戻った当時、美殿町の大半の店舗の考えは「たとえ連休中でも祭日でも木曜日であれば休みは休み。定休日なんです」ということで、連休中でも、祭日であってもその日が木曜日であれば店を開けません。このことがとっても不思議でした。

修行先の「双葉家具」宮道兵吉社長の教えで「商売人は、お客様が休みの日は稼ぎ時なんだよ。お客様と同じ日に休むなんて商売人にあるまじき行為です」なんてみっちりと叩き込まれましたから、そんな考えで美殿町に戻ったときに休みの日は休みということがまったく理解できませんでした。

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5月 3, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

お客様宅へ家具の配達に行ったときの光景です。
家具の納品を終えて、お客様宅から外に出て何気なく見た視線の先には・・・・・・、

死んでいるかのように、地面に横たわって目を閉じて爆睡中の犬がいた。そっーと近づいていっても起きない。デジカメを持っていなかったので携帯電話のカメラで激写です。目を覚ます前に急いで望遠で撮影したのでピントが合っていませんね。すみません。

全然起きる気配がないので、そぉーと近づいて近距離からパシャと激写。

さすがに「カシャッ」というシャッター音で、「なんだぁー」てな顔で起きちゃいました。そのご、しばらく物陰から観察しましたが、人の気配を察知し、警戒して起きてしまいました。『春眠暁をおぼえず』のワン君でした。陽気なゴールデンウイークの一こまでした。

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5月 7, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

今年の夏、安田屋家具店が立地する美殿町のすぐお隣、柳ヶ瀬入口の空き店舗を使用しておもしろい事が始まるそうです。5月1日の岐阜新聞、6日の中日新聞にその記事が掲載されていました。

昨年まで大衆演劇「葵好太郎」一座の劇場として使用していた『豊富座』を使用して、な、な、なんと【お化け屋敷】を開くんですって。7月から約2ヶ月間の期間限定とはいえ、街中にお化け屋敷ができるなんて全国的にもめずらしいんじゃないでしょうか。

企画・運営するのは、岐阜市内の若手経営者ら4人とありましたが、皆四代目の知人です。若手といっても五十路の面々なんですが、世間的には若手になっています。さらに皆、岐阜青年会議所のOBです。新聞の写真には、とてもユニークなキャラの持ち主である吉村さんと、老舗料亭の平井さんが掲載されてました。

東日本大震災後に住いを千葉県から岐阜市に移されたオカルト作家「山口敏太郎」さんをプロデューサーに迎えて、妖怪居酒屋やお化けライブなどの妖怪を生かした様々なイベントが開催されるようです。

何でも聞いたところでは、総予算800万円だそうです。岐阜市や岐阜県、さらには空き店舗が立地している岐阜市中心商店街である柳ヶ瀬商店街に【お化け屋敷】事業への助成ができないか説明をしたそうですが、なかなか理解が得られず遅々と計画が進まないので、自分達で資金を出し合い【お化け屋敷】事業を開催することにしたそうです。お役人さんにはこの【お化け屋敷】事業による街の賑わい創出の絵が思い描けないのでしょうね。柳ヶ瀬商店街は、役員の老害が原因で【お化け屋敷】事業のワクワク感が思い描けないのでしょうね。困ったもんです。

岐阜市は都市伝説である「口裂け女」発祥地です。それを取り入れた【お化け屋敷】事業、思っただけでもワクワク、ゾクゾクしますね。どんなイベントでも、開催する側が「楽しい・おもしろい」ってまず思わなければ、お客さんに伝わりません。その点、主催者の吉村さん達のJCOBであれば、世間から見ればくだらない遊びを、いかに楽しくさせるか真剣に考えますし、実行力、行動力が伴っていますので、おもしろくならないはずはありません。

安田屋家具店が立地する美殿町は、全面的に応援します。大きな金額での支援はできませんが、入場券購入・配布など、できる限り支援していきます。岐阜市が2ヶ月間おもしろい街になるのを願っています。

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5月 11, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

ここ数日ニュースで大きく取り上げられている「ツアーバス事故」
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。また怪我をされた方の一日も早い回復をお祈りします。

数ヶ月前、四代目の長女も深夜バスで東京観光に行った。無事に戻ってきたけれど、乗車するバス選びは慎重にしたもらった。四代目もここ最近は各地の家具展示会への出張は経費を抑えるために深夜バスや高速バスを利用している。時間はかかるものの、夜中寝ているだけで早朝目的地に到着するし、費用は新幹線を使用するよりもはるかに安いですからね。

でも乗車するたびに「運転手さんに全てをお任せ。プロのドライバーだから安心かな??」と一抹の不安を持ちながら、運転手を信頼するしかありませんでした。

今回のバス事故、起こってはいけないけれど、起こるべくしていつか起こる事故だったように思う。そしてその根底にある原因は、私達消費者側の「安ければいい」という考えがあるのだと思う。バスだけでなく、ありとあらゆる業種で「安ければいい」という考えがあり、さらに安い商品も、高い商品もそれほど大きな変わりはないと思っていることに問題がある。

安田屋家具店でも、高い家具も安い家具も同じだと思っておられる風潮がある。同じものならば安い家具の方が良いに決まっている。でも現実は、安価な家具と高価な家具はまったく違う作りをしている。見た目のデザインは同じでも、価格を安くするために作業を省いている部分が見えないところにある。それは耐久性につながっていて、使い捨て家具となってしまっている。

『物の価値を見極める目』を日本人が失ってしまったこと痛切に感じる。

昔の上得意様から四代目はよく言われました。「この家具の構造や造りからして、この価格は高すぎる」とか「こんな丁寧なつくりをしているのにこの価格は安い」とか、そして「物の価値」を見る眼を養うには、よいものも悪いもの含めていろんなものを見て、本来持っているそれぞれの物の価値を知ることが重要ということを懇々と教えてもらいました。

今はインターネットでいとも簡単に情報を手に入れられます。それに比例して、物の価値を見る眼、判断基準を全て他人の判断に任せるようになってしまいました。自分自身で物の価値を見極めることを放棄してしまったのです。そのほうが便利だから。

そして口コミ評価とか、レビューとか、食べログとか、見ず知らずの人が書き込んだ嘘か真かわからない価値判断を、あやふやな自分自身の経験に照らし合わせて判断する。その結果「ここのお店はNO.1」との口コミが多ければ、そこに行列を作り、む「1分間で○万個売れています」につられて商品を買ってしまう。世の中そんなことが日々繰り返されるようになった。企業はその効果を取り入れて、サクラのやらせ宣伝をさりげなく打つ。それを信じてものを買う。なんと浅はかな消費者に落ちてしまったんだろうと思う。

バス事故後、多分規制が厳しくなり、一人乗務は許されず、必ず二人乗務制となる。そして二人乗務することを安心材料としてアピールし顧客獲得をするようになるはずです。あまり安い金額だと今回のような事故になるんじゃないかと思い、ちょっと高めの金額のバスを選ぶことが判断基準となる。もちろん二人乗務となれば、人件費も上がるわけなので、この機会にとバス金額は上昇するでしょうね。でも中には「二人乗務で安心な上に金額もこんな低価格」と低価格をうたい続けるところも出てくるでしょうし、二人乗務で二人乗せても、人件費を低くするために、実質は一人の運転手だけにして、もう一人は運転できない人間を乗務員として乗せておく。そしてさらに悪どくバス金額も値上げしてしまう。そんなことも考える輩がきっと出てくるに違いないと思う。今の世の中、何でもありになっちゃいましたから。

消費者側も、バス事故直後のいまだからこそ安全運行に最も気をつける時期であり、今は低価格でも安心と考え、低価格のバスを選ぶ人もいるでしょうね。

いずれにしても自分自身で「物の価値を見る目」を養うしかないと思います。バス事故のニュースを見るたびに、こんなことを思ってしまいます。今回は全く写真無しで見にくく、申し訳ありませんでした。

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5月 27, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

大飯原子力発電所の再稼動が決定された。

新聞やテレビなどのマスコミは、原発の再稼動は安全なのか、安全でないのかについて大きく取り扱っている。またほとんど全ての政治家も「安全が確保された」「安全は確保されていない」の観点から再稼動賛成・反対の意見を述べている。

どうしてマスコミも政治家も本当に重要なことを誰も言わないのだろうか??  日々その思いがつのりつつある中での大飯原発再稼動決定のニュースを見て、どうしても書き残しておきたいと思ったことがある。

原子力発電所の再稼動に関して、原子力発電所は「安全」「安全ではない」などの論点は、どうでもいいことだと思う。そもそも原発施設が安全でなければ、それを稼動させる人たちは誰一人原発施設に行かないのは明白である。たとえ電力会社の社員であっても、その下請け、孫請けの社員であっても、原発施設が安全でなければ誰も行かないわけです。ということは少なくとも稼動させる時点での原発は安全なわけです。

関西経済圏の電力供給という大義名分があり、原子力発電所を誘致・立地したおおい町は、先代の住民が苦渋の選択の中から札束に命を売ってしまい、その後は原発関連から拠出される札束が町の予算の6割、さらには住民の収入は原発に直接、間接的に大きく依存する体系にしてしまった現在、関西圏の電力が不足するかしないかに関係なく、また原発が安全か、安全でないかに関係なく、原発をとにかく稼動させて、東日本大震災前と同様の札束が町の財政に、住民の生計に入ってくることだけを考えているだろうということは、冷静にニュースを見ていると見えてきてしまう。まるで映画「ロード・オブ・ザ・リング」の主人公のように、札束(リング)の魔力から逃れられない者としかいいようがないが、おおい町の子供たちには何ら責任のないことで、一番の被害者だと思う。でもその子供たちの親は誰も原発稼動に反対しないし、選挙で原発反対の意思表示も少ないわけで、未来を担う子供たちにとっての安全・・・・、どうなんだろうか。

しかし誰も言わない「本当に危険なこと」とは・・・・、

それは原子力発電所を稼動させれば、必ず「使用済み核燃料」が製造されるということ。「使用済み核燃料」とは聞こえがいいが、いわゆる危険極まりない「核のごみ」「核廃棄物」のことである。東日本大震災後、都会ではほんのわずかな放射能を屋外で検知するたびにギャーギャー騒いでいるが、その数値とは比べようもないとてつもない数値の放射能を作っているわけです。

そしてそのゴミの処分方法は人類の英知をもってしても、今だその解決方法が不明だということ。つまり核のゴミの処分方法がないということが、人類にとって、いや地球上の全ての生命にとって危険極まりないことだと思いませんか。

原子力発電所を稼動させれば核のゴミが作られることは最初からわかっていることなのに、その処分方法はについては「今はその方法はわからない。でもきっと将来、子供たち、孫達、ひ孫達、いやその先の子孫がきっと、必ず、多分処分方法を見つける、見つけるはずだから・・・・」という理論で、核のゴミを世界中の原子力発電所で今日もせっせと作り続けています。

核のゴミの処分方法がわからない人類は、目の前にある核のゴミを地中深くに埋めて保管することにした。保管する核のゴミは、放射レベルが安全基準に下がるだろう1万年~10万年間、地中深くに埋めておき、そして未来の子供たちにその処分を託した。安田屋家具店が立地する岐阜県にも、日本原子力研究開発機構が、高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発の基盤として、地表から地下約1,000m程度までの深地層の科学的研究(地層科学研究)を行う目的で岐阜県瑞浪市に設置した研究施設「瑞浪超深地層研究所」があります。核のゴミを地中深くに埋めるための研究地下施設が身近にあり、他人事ではないと感じています。

この核のゴミをが本当に危険なことだと四代目は思う。
1万年~10万年と簡単に言うけれど、今から1万年前とは、最後の氷期が終わったとされる時代で、人類史上、重大な事件の1つとされる農耕が開始された時で新石器時代とも呼ばれている。日本は縄文時代といわれている。

今から10万年前とは、現代人(ホモ・サピエンス)がアフリカを出て世界各地に拡がった時代である。2012年から10万年後とは、まったく想像ができない。それまで核のゴミは地中深くに保管しておくことができるのだろうか・・・、人類は存続しているのだろうか、疑問である。

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6月 23, 2012 · Posted in 四代目のつぶやき  
    

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